これからのメディア論 (y-knot Musubu)

  • 有斐閣 (2023年1月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (358ページ) / ISBN・EAN: 9784641200005

作品紹介・あらすじ

身近なメディア経験から出発し,広大な領域の探索へ。メディアの仕組みと歴史を知ることで,感受性と解像度を高め,これからのメディアを使いこなすためのヒントを見つける。壮大なスケールの社会構造の変容を,気鋭の著者が一貫した視点で描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • ・メディアに依存する我々の日常生活や産業構造は、多くのエネルギーや鉱物資源に依存し、環境への負荷をかけて成立している
    ・過去を記録するメディアだったカメラはケータイに搭載されることで(2001年)現在を共有するメディアに変わった。2010年にはインスタグラムが登場し、現在を共有することにとどまらず、消費行動までをデータとして活用する広告・ECの総合プラットフォームへと変容した。
    ・小室哲哉の登場に代表される、音楽の制作から流通までのデジタル化は、YMOを最後の世代としてアナログ時代に終止符をもたらした。小室哲哉は90年代のJ-POP確立を象徴するような人物だが、そのJ-POPはテレビや広告で流通し、ドラマや番組の展開を盛り上げ、カラオケで歌われるような設計になっていた。2000年代に入るとCDの売り上げが減少、ドラマの視聴率やカラオケ利用者も減り、ライブ・コンサート市場が拡大。10年代後半からはストリーミング市場が急激に伸び、再生されて収益が入りやすいような曲の構造(短いイントロ、最初の30秒にフックをかける)になる。
    ・1980年代の渋谷は文化産業の集積地だったのに対し、90年代後半からは情報産業の集積地に。
    ・iPhoneの成功要因は単にデバイスの革新性にとどまらず、即時で供給する大規模で効率的なサプライチェーンを構築したことにある。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/788346

  • タイトルが「これからのメディア論」であるが、内容はこれまでのメディアについてであり、メディア史の過去から現在、というタイトルの方がふさわしいと思われる。
     メディアについてはよくまとまっているので、いずれかのメディアについて卒論を書くときに、これを読むことで一通り現在までのことを知っておくことができて、さらに参考文献を引用することもできるであろう。

  • 東2法経図・6F開架:SHIKAKU/95/2023/K

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著者プロフィール

明治学院大学社会学部准教授。著書に 「映像のアルケオロジー: 視覚理論・光学メディア・映像文化』(青弓社)、『これからのメディア論』(有斐閣)、『スクリーンスタディーズ: デジタル時代の映像/メディア経験』(共編著、東京大学出版会)、『ポストメディアセオリーズ: メディア研究の新展開』(分担執筆、ミネルヴァ書房)など。

「2023年 『メディア考古学とは何か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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