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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784641200135
作品紹介・あらすじ
日本経済はなぜ衰退したのか? 物価や賃金はなぜ長期間低迷し続けたのか? 政府の巨額の借金をどうすべきか? 日本経済が抱える課題を「自分ごと」として捉えて,少子化対策や財政健全化,生産性向上などの解決策を読者自身が考えながら学べる新しい入門書。
感想・レビュー・書評
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財務省勤務の経済アナリストによる,日本が直面している社会経済問題の解説.日本の経済がいかに終わっているかがデータと共に示される.
扱うトピックの多さ,データの鮮度,コンパクトながら分かりやすい解説といった点で有用.経済について詳しくないけれど,とりあえず最近の日本の経済問題を押さえておきたい人にはとても便利な一冊だ.ただし,内容がところどころ財務省すぎる.
たとえば,「高齢者がより長い期間労働に参加し,税や社会保障費を負担すれば,将来世代の負担は軽くなります.日本では高齢者の就業意欲が高いため,年齢にかかわらず働けるような環境を整えることで,引退後の貯蓄不足の心配が軽減し,身体的,精神的な健康を維持することにつながります」とかある.
高齢者の就業意欲が仮に高いとしても,高い理由を分析せずに,では働いてというのは流石に端折りすぎな気がする.また,この文章だと働ける環境整備が「健康を維持することにつながる」らしいが,それより各々好きなように生きてもらった方が健康になれそうなことも気になる.このように社会保障の出費抑制に見境ない点がいかにも財務省だ.
また,経済成長の要因の1つとされている労働生産性.これを上げるために流動的な労働市場の整備を取り挙げる.働き手のスキルと職場のミスマッチを解消することで生産性を上げることが主眼となる.ただしその行間からは,働き手側の意向に沿った環境整備という視点よりも,どちらかというと解雇規制を緩和してコストカットしたい企業側の意向がチラチラする.
さらに,日本が成人の大学・大学院入学率がOECD最低である点について,教育提供側つまり大学の教育内容が市場ニーズに沿っていないだとか,日本成人の学ぶ意欲が低いという需要側の問題といった整理をしているが,それじゃない感がとてもする.
教科書としてとてもいい本だと思うが,以上のように類書があれば他にも目を通しておきたいと思うくらいに所々偏りを感じるものだった.法律専門書の老舗が出す経済の本がこうだと,いろいろ考えてしまう.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大学の卒業の頃、就職氷河期であり、卒業後も資格の勉強を続けていたため、途中で働きながら資格との両立のため就職活動をしたが、かなり苦戦を強いられたことを思い出した。あれから25年以上経ったが、日本の経済が諸外国から比べて、成長が鈍化してきたことを改めて認識した。
家族もいて、子供もいて、それなりにここまできたが、浪人、大学生時代の選択が果たして正しかったのだろうかと思うことが今でもある。 -
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東2法経図・6F開架:332.107A/Mi77w//K
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日本の現状を諸外国と比較して書かれていた。
戦後順調に成長を遂げてきた我が国日本であるが、時代の大きな変化とともに、それは変化している。今まで積み上げてきたものを根本から変える必要があるのかもしれない。
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