心理学・入門 -- 心理学はこんなに面白い 改訂版 (有斐閣アルマ > Interest)

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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641221383

作品紹介・あらすじ

心理学の定番入門書がそのままのコンパクトさで生まれ変わりました。「心理学の仕事」「研究法」「研究倫理」などのトピックが加わりいっそう社会に生きる心理学を感じられる内容に。ブックガイドも充実した心理学の必携書。公認心理師を目指す方にも。

感想・レビュー・書評

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  • 来年度の共通教育の内容を改めて考え直していました。何にしようか迷ったらまずは基本に帰る,ということで,今年改定された『心理学・入門』を読んでみました。改定前の『心理学・入門』も持っているのですが,流し読み程度で読んでしまっていたので,熟読したのは初めてでした。
    
    正直,面白かったです。何が面白いかって「話が流れている」ことです。
    
    心理学にはいくつか分野があるので,普通の教科書は各分野の専門家の共著という形をとっています。専門分野の先生が執筆されるので,内容の精緻さがある一方,別々の先生が執筆なさることによって各分野の話が比較的独立してしまいます。
    
    他方,本書は2人だけで書いているので,そのような章ごとの独立した感覚が薄く,一つの読み物として読めました。「細切れではなく,「知識の流れ」として心理学の全体像を示すことができたなら,とても嬉しく思います」(はじめに,ⅲ)と書かれていますが,まさに知識の流れとして心理学の全体像が見えてくるように感じました。
    
    そのほかの本書の特徴としては,一つ一つの用語の定義をしっかり書いていることです。渡邊先生はご著書『性格とはなんだったのか?』で定義の大切さに触れておりますが,その表れかなと思いました。
    
    心理学を学びたい,でも分厚い教科書は嫌だ,という方はぜひ本書をおすすめします。

  • 超面白い!!わかりやすい!
    しかも心理学の各分野だけじゃなく心理学の歴史や研究法まで非常によくまとまってます!

  • 表面をさらっていく感じで面白さはあまりない。

    医学生も心理学を学ぶ価値はあるとよ!
    悪い性格も、適応によって作られている!

  • 電子ブックへのリンク:https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000084581
    ※学外から利用する場合、リンク先にて「学認アカウントをお持ちの方はこちら」からログイン

  • 心理学の入門書としてとっつきやすい内容でさくさく読める。わかりやすい!

  • 専門性はあるのかもだけど読んでいて退屈だった

  • 改めて心理学の守備範囲の広さがわかる本です。絵本チックなオカダケイコのイラストも素敵です。
    ・日本で公認心理士という国家資格ができたのが2018年!
    ・被害者が襲われるのを38人が目撃しながら誰も警察に通報しなかったキティ・ジェノビーズ事件(1964年)が群衆心理学研究のきっかけとなった話や、愛を6類型に分けたり(P119)、錯視(フィック錯視、ポンゾ錯視、ツエルナー錯視、ミュラー=リヤー錯視)の話(P153)、認知バイアスや確証バイアス、正常性バイアスやベテランバイアスの説明、HARKing、出版バイアスなど(P163~)などいろいろ興味深い。

  • 非常に分かりやすく書かれているので、心理学の概略を学ぶのに最適だと思った。

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著者プロフィール

立命館大学総合心理学部教授・学部長

「2023年 『カタログTEA(複線径路等至性アプローチ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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