排除と差別の社会学 (有斐閣選書)

  • 有斐閣 (2009年12月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784641281165

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

理論と実践が融合したこの書籍は、差別と排除の複雑な問題を多角的に探求しています。二部構成で、前半は理論的な枠組みを提供し、後半では具体的な現場からの各論が展開されます。特に、当事者論やメディア論を通じ...

感想・レビュー・書評

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  • 二部構成になっていて、前半が理論、後半がさまざまな現場からの各論だ。それぞれについてとくに詳しい書き手が書いている。大学などの教科書が想定されたつくりの本で、文中に用いられた文献や、おすすめの本のブックガイドが各章ごとについている。映画案内がコラムとして挿入されているが、ものによってはこれで1章あればなぁと思うような充実したもの。理論では当事者論やメディア論があり、差別を「誰かがするもの」ではなく「誰でもするもの」として説明する姿勢が共通していると思う。各論のなかでは、山田富秋による第5章(ジェンダー)、風間孝による第6章(男性同性愛)、杉浦郁子による第6章(女性同性愛)が圧巻。ひきこもりや新卒採用の問題も、差別の問題として取り上げられている。殆どは被差別当事者の外にいる研究者が書いているが、「中の人」によって書かれた章もあり、社会運動論としても学ぶことが多い。どの著者の文章もわかりやすく、学生以外の人にもおすすめ。全部読まなくても、気になるところをまず読むという読み方でもいいんじゃないかと思う。

  • 差別と排除が公然と「あって当然のもの」になってしまった今日の世界で、このような研究が社会に対してどのように還元されるのかを読みたい。

  • 361.8-ハイ  300104650

  • 少し前に同じ編者(好井裕明)の本である「差別と排除の[いま]6 セクシュアリティの多様性と排除」を読んだことがあるのだが、あの本は題名通りセクシュアリティによる差別問題のみを扱った本であるのに対し、こちらの方は部落差別や障害者差別、ひきこもり、外国人差別など、より「一般的」な差別問題について取り扱っている本だった。

    この本の帯には「排除・差別するかもしれない自分」という視点からは、世のなかはどう見えるだろうか」と書いてあるのだが、なんというか、そういう「視点」から見た差別、というより従来の○○差別とはこれこれこうでこんな感じに見られていたが、そういう見方以外の見方もできないか、という感じで書かれてたような気がする。それが「排除・差別するかもしれない自分」からの見方である、と言われるかも知れないけど、わたしにはあまりそんな感じは受けなかった。

    ただこの手の本を読むといつも「じゃあ、自分はどういう立ち位置に立てばよいのだろうか」と思うのだけれど、それはきっと答えは一つではなく、自分と相手の関係なのだろうと思ったりもする。

  • 今まで目をつぶっていた点に、光をあてるための一冊。
    啓蒙的であり、解決策を提示してくれるものではないが、読むは価値あるだろう。特に障害については、もやもやの正体が朧気ながら見えてきた。

  • [ 内容 ]
    “普通”や“あたりまえ”を見直し、“わたし”が他者とつながる“ちから”を得るために、排除や差別とどのように向き合えばよいだろうか。
    差別‐ 被差別という二分法的見方を超えて、みずからの“差別する可能性”を認めたうえで、日常をより豊かに生きていくための重要な手がかりとして、排除や差別という営みや出来事を“活用”していこう。

    [ 目次 ]
    第1部 排除や差別を読み解くために(排除と差別の社会学を考える基本をめぐって;屠場をフィールドワークする;排除・差別問題における当事者とは誰か― 「なぜこういうことに関心を?」という問いかけから;メディアから排除や差別を読む)
    第2部 個別の問題を手がかりとして(ジェンダーは男/女の二項対立的概念ではない;同性愛への「寛容」をめぐって―新たな抑圧のかたち;異性愛主義のなかの女性の同性愛的欲望―それが確認されにくいのはどのようにしてか;「障害者」と「非障害者」を隔てるもの;ハンセン病差別の今日的様相 ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 広く薄く
    優れた研究多し
    映画についてのコラムも役に立ちそう

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著者プロフィール

日本大学文理学部社会学科教授

「2024年 『新社会学研究 2024年 第9号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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