現代語訳 吾妻鏡 8 承久の乱 (現代語訳 吾妻鏡)

  • 吉川弘文館 (2010年3月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (300ページ) / ISBN・EAN: 9784642027151

作品紹介・あらすじ

将軍実朝の迷走と、その殺害から承久の乱までを描く。承久元年(一二一九)正月、実朝は鶴岡八幡宮社頭で兄頼家の遺児公暁に殺害される。同年七月、新鎌倉殿藤原頼経が鎌倉に下向。承久三年(一二二一)幕府の混迷を見た後鳥羽上皇は北条義時追討の院宣を発する。政子の大演説により御家人結集に成功した幕府は大軍を派遣、朝廷軍と対決する。

みんなの感想まとめ

政治情勢の変動と文化的交流を背景に、将軍実朝の悲劇とその後の承久の乱を描いた作品は、鎌倉時代の激動を生き生きと伝えています。実朝は、兄の遺児公暁に命を奪われ、その事件を契機に鎌倉と京の関係は不安定にな...

感想・レビュー・書評

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  • 1214年~1221年の『吾妻鏡』の記述。
    ・本巻の政治情勢
    ・吾妻鏡 第二十二 建保二年(1214)正月~12月
             建保三年(1215)正月~12月
            建保四年(1216)正月~12月
    ・吾妻鏡 第二十三 事書
             建保五年(1217)正月~12月
             建保六年(1218)正月~12月
    ・吾妻鏡 第二十四 承久元年(1219)正月~12月(欠)4~6月
    但し、3月までは建保七年。4月に承久元年に改元。
             承久二年(1220)正月~12月
    ・吾妻鏡 第二十四 承久三年(1221)正月~12月
    本書のほぼ三分の一をを占める分量の注、有り。
    付録は、時刻表/方位、平泉復元地図。
    大倉御所概念図、鎌倉時代の鎌倉。
    承久の乱における幕府方の進路。
    天皇家系図、清和源氏系図、北条氏系図。

    将軍・実朝を中心に繰り広げられる、京と鎌倉の文化的交流と、
    往還の活発化。下向する朝廷関係者も増える。
    鎌倉殿としての政策を打ち出す実朝だが、公暁により殺害される。
    将軍の後継問題からの鎌倉と京の関係は不安定となり、
    承久の乱が勃発。
    勝利した鎌倉幕府は、朝廷よりも優位な時期を迎える。
    北条氏一族の名があちこちに登場していますが、
    特に政子と泰時の記録の数が増えています。
    地震や大風の天変地異や、白虹、月蝕や日蝕、不吉な徴、
    多い火災に霊夢など、凶兆や吉兆も多く記されています。
    実朝が中国に渡るための唐船の失敗も、同様か?
    公暁の不審な行動も記されています。
    そのクライマックスが、公暁による実朝の殺害。
    御拝賀の行列の詳細から事件とその後が、事件簿のような印象。
    そして承久の乱は、鎌倉側からの視点で記録されています。
    特に宇治川の合戦は戦記の如くで、他にも合戦はあったのに、
    もの凄い分量の記録になっています。
    東海道の大将軍の一人が泰時だったからでしょうね。

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00219703

  • 建保3年(1215年)やたら地震。9月の記述はほぼ地震。

    建保4年11月。
    前世に住んでた医王山に参拝したいから唐船を作るとはw義時と大江さんに苦言を言われるも、造船決定。完成後、由比浦に浮かべようとするが浮かばず、船は空しく砂浜で朽ちた…。

    建保5年(1217年)6月。
    頼家の息子公暁が尼御台政子の命により鶴岡八幡宮別当に。仏堂修行のため園城寺に住んでいた。

    承久元年(1219年)1月。
    実朝が公暁に殺される。大江広元さんがなんかやな予感がするから、腹巻(甲冑)つけてって言ったのに、仲章が大臣・大将に昇進した人が、そのようにしたことはありませんなんて言ったもんだから、甲冑つけなかったって!おぅ、仲章…。

  • 北条時政が死去し、名実共に北条義時が幕府の実権を握る。そして実朝が暗殺され、公家将軍を迎えることとなる。
    承久の乱では後鳥羽院を破り、公家政権は崩壊。鎌倉幕府が頂点に立った。
    と、激動の時代を伝えた一冊だった。

  • さらっと実朝が、殺され、さらっと公暁も始末された。淡々と物事が書かれている反面、妙に詳しく合戦に加わった人の事が書かれていたりもする。
    忖度?

  • 「右大臣実朝」を読むために、該当部分のみ拾い読み。

  • 5月新着

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著者プロフィール

1946年生まれ。東京大学・放送大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専門は日本中世史。著書『院政期社会の研究』(山川出版社)、『吾妻鏡の方法』(吉川弘文館)、『中世のことばと絵』(中公新書)、『絵巻で読む中世』(ちくま学芸文庫)、『書物の中世史』(みすず書房)など。

「2019年 『中世史講義 院政期から戦国時代まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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