現代語訳 吾妻鏡 11 将軍と執権 (現代語訳 吾妻鏡)

  • 吉川弘文館 (2012年1月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784642027182

作品紹介・あらすじ

将軍頼経は多くの御家人を供に上洛、内裏や公家の邸宅、周辺の寺社等を訪問して鎌倉へ帰還した。頼経は京都滞在中に検非違使別当にも任命された。京都、ついで鎌倉に夜間警備のための篝屋が設置される。隠岐では後鳥羽上皇が没する。鎌倉深沢では大仏が造営される。執権北条泰時が没すると、孫経時が後を嗣ぎ、頼経の子頼嗣を新たに将軍とした。

みんなの感想まとめ

政治情勢の変化や世代交代が描かれる中、将軍頼経の初上洛が重要なテーマとして浮かび上がります。彼は幕府の中枢を従え、朝廷の有力者たちと交流を深めながら、法の整備を進めていく様子が詳細に記されています。特...

感想・レビュー・書評

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  • 1238年~1244年の『吾妻鏡』の記述。
    ・本巻の政治情勢
    ・吾妻鏡 第三十二 暦仁元年(1238)正月~12月
    但し、11月までは嘉禎四年。11月に暦仁元年に改元。
    ・吾妻鏡 第三十三 延応元年(1239)正月~12月
    但し、4月までは暦仁二年。2月に延応元年に改元。
             仁治元年(1240)正月~12月
    但し、7月までは延応二年。7月に仁治元年に改元。
    ・吾妻鏡 第三十四 仁治二年(1241)正月~12月
    仁治三年は欠本。
    ・吾妻鏡 第三十五 寛元元年(1243)正月~12月
    但し、2月までは仁治四年。2月に寛元元年に改元。
             寛元二年(1244)正月~12月
    注、有り。付録は、時刻表/方位。大倉御所概念図。
    鎌倉時代の鎌倉、若宮大路周辺図。
    天皇家系図、鎌倉将軍家系図、北条氏系図。

    北条泰時や時房ら幕府の中枢を従えての、
    将軍・藤原頼経の初上洛。正に鎌倉幕府の大移動。
    頼経は親族や朝廷の有力者と会い、参内も果たす。
    幕府と朝廷の間で法の整備の整合が成される。
    また、幕府自体でも様々な条々が決議され、基盤を強める。
    幼い四条天皇の崩御からの幕府主導による後嵯峨天皇の即位。
    そして宿老や要人の死。二階堂行村や小山朝政、
    三浦氏の重鎮である義村、北条家では連署を務めた時房、
    執権の泰時までも亡くなってしまう。そうそう、後鳥羽上皇も。
    孫で19歳の経時が執権と成り、訴訟関係の整備を進めた。
    幼かった頼経は20歳を越える年齢と成り、
    後継の頼嗣が6歳で元服し、征夷大将軍の宣旨を受ける。
    彗星、月食、地震、旱魃、大洪水、多くの火災がある中、
    幕府の法整備が進行し、存在感が確かなものとなってきます。
    そのためか、相論や訴訟の記録があちこちに見られますが、
    大きな騒動は起こっていません。但し、注を読んでると、
    宝治合戦での死亡フラグが立ってる人物が・・・次巻ですなぁ。
    因みに、鎌倉大仏の記録はほんの少しでした。

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00242993

  • いつのまにか鎌倉に大仏が造られていたようだ。

  • 泰時が死んで経時、そして時頼へと政権は移っていきます。長谷の大仏もできる。

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著者プロフィール

1946年生まれ。東京大学・放送大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専門は日本中世史。著書『院政期社会の研究』(山川出版社)、『吾妻鏡の方法』(吉川弘文館)、『中世のことばと絵』(中公新書)、『絵巻で読む中世』(ちくま学芸文庫)、『書物の中世史』(みすず書房)など。

「2019年 『中世史講義 院政期から戦国時代まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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