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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784642027243
作品紹介・あらすじ
本編全16巻に付した解説・注は、紙幅の関係もあり、必要最小限度の事項に簡潔な説明を施すに止めた。それらを補完して、現代語訳の読者がさらに進んで原文の魅力に触れるための手がかりを提供する。さらに、『吾妻鏡』から広がる鎌倉時代の政治と法、社会と文化などの多様な問題を平易に解説。『吾妻鏡』と鎌倉時代への理解がいっそう深まる最終巻。
みんなの感想まとめ
歴史の深淵に迫る内容が魅力の一冊で、鎌倉時代の政治、法、社会、文化を分かりやすく解説しています。この別巻は、現代語訳全16巻を補完し、原文の魅力に触れる手がかりを提供。歴代鎌倉殿や公家との関係、幕府の...
感想・レビュー・書評
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現代語訳読者への原文にふれる手がかりと、
鎌倉時代の政治と法、社会や文化等を分かり易く解説する。
・はしがき
I 吾妻鏡とその時代 II 政治と法に見かた
III 社会と文化にせまる
参考文献有り。
『吾妻鏡』は武士による鎌倉幕府の歴史の記録。
この別巻では現代語訳全16巻を補完する、
様々な事柄を取り上げて、分かり易く解説しています。
編纂の材料となった日記や記録、文書、記事の真偽。
『吾妻鏡』の時代の流れ。鎌倉幕府の組織のあらまし。
原史料になる、朝廷からの文書と幕府の文書。
幕府の法は、御成敗式目と追加法。立法の過程と伝達・施行も。
人名比定のキーポイント。
武士は、通称と実名、幼名、法名。
公家は、官職。『公卿補任』や『尊卑分脈』で。
僧侶は、法名が実名。階梯による通称・呼び名。
宮下りの人々は、公家社会での行政・文筆の経験者である
京下官人たち。幕府の政治と法を整え、支えた。
歴代鎌倉殿と縁を持つ貴族たちや貴族の文化を伝える者たち。
朝幕関係では、関東申次の変遷と役割。上皇との関係。
鎌倉での将軍御所や有力者たちの建物は何処に?
幕府の様々な儀式と儀礼、年中行事。
重要だった年始の垸飯・弓始・御行始の三点セットと、
謎の流鏑馬。垸飯は財政圧迫するほど大変な出費だった。
都市鎌倉の特別行政区「鎌倉中」での法令と商業地区への対策。
武芸では、弓・馬・強力=流鏑馬・競馬・相撲。
陸上交通は、東海道の整備と鎌倉街道の成り立ちについて。
各項目での研究は、各執筆者の書き方の違いはあれど、
一から創り上げてきた鎌倉幕府の姿やその時代の状況が
分かり易く、特に『吾妻鏡』では見えにくかった
朝廷や公家社会との関係が補完されていて、興味深かったです。
注だけでは分かり難かった人名についても解き明かしています。
不完全とはいえ『吾妻鏡』が遺されたことで、
鎌倉幕府とその時代のあらましが伝わったことの価値も、
ありがたいことだと、しみじみ感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ようやく吾妻鏡完了。今みんなが思い込んでる鎌倉時代が結構想像の産物かも ってこともわかった…。
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2016年5月新着
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