千葉常胤 (人物叢書)

  • 吉川弘文館 (1899年12月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784642050630

感想・レビュー・書評

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  • 鎌倉幕府設立の功臣・千葉常胤の伝記。他の御家人と比べても必ずしも史料の多くない常胤の活動を再構成。特に興味深いのは、律令官人の系譜を引く上総広常や常胤を「豪族的領主」として規定し、一つの荘園を所領する畠山氏や郷を領する熊谷直実などの御家人とは階層が異なる御家人として描き出すところである。こうした「大名」は個人的武勇によって所領獲得に邁進する必要がないために、かえって『平家物語』などに描かれにくかったというのは、歴史の皮肉だろう。

  • たぶん、福田さんの着眼点が私好みなんだと思う。
    卒論書かなくちゃいけないのに読みふけってしまう。
    この小ささ、薄さでこのボリューム。
    頼朝が手紙の中で『宗盛は小心者だから』て書いたというエピソード。
    『千葉常胤』というタイトルの本で触れる必要はまったく無いと思うが、
    そんなとこにも触れてみる、そんな福田さんの感性のファンです。
    卒論書き終わったら買おう。

  • [ 内容 ]
    千葉常胤は、下総千葉の庄を名字の地とする関東の豪族的領主であり、晩年、頼朝の挙兵に参加して、鎌倉幕府建設の功労者の一人に数えられる。
    本書は、彼を巨大武士団の首長、御家人中の代表的人物としてとりあげ、その豪族としての成長・発展と、頼朝政権との結びつきを追究しつつ、鎌倉幕府の基盤を解明しようと試みたユニークな伝記である。

    [ 目次 ]
    第1 常胤の家系
    第2 私営田領主と兵
    第3 在地領主の成立
    第4 常胤の登場
    第5 頼朝との出会い
    第6 東国政権と常胤
    第7 源平合戦と常胤
    第8 常胤と頼朝
    千葉氏略系図
    略年譜

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