前田利家 (人物叢書 新装版)

  • 吉川弘文館 (1899年12月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784642051330

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  • 加賀百万石の藩祖前田利家の実録。信長・秀吉政権の成立と展開に密着しつつ、幸運に乗って自らを開拓する勇気と才能、誠実と機知とを具え、変転する動乱の世に、順調な境遇を保って生涯を閉じる。本書はあくまで基礎史料を忠実に踏まえ、豊臣政権の側面を叙して、利家の真面目を描き出す。新装版は、新史料により加筆し、異説の多いその出生年次を解き明かした。(1966年刊)
    ・はしがき
    ・第一 出生・前田氏の出自
    ・第二 織田家仕官
    ・第三 信長の北陸支配と利家
    ・第四 本能寺の変の影響
    ・第五 賤ヶ岳の戦い
    ・第六 前田氏の地位確立
    ・第七 統一政権への協力
    ・第八 朝鮮出兵と前田氏
    ・第九 秀吉の晩年と利家
    ・第十 五大老就任
    ・第十一 利家の晩年
    ・第十二 行跡・家族・親族

    380ページの大著であるが、読み易い。
    前田利家というと、豊臣政権内で重きをなした割には地味な印象を受けるが、本書を読むと、政権内での人望が窺える。面白かったのは、利家の官位の話。豊臣政権内において、利家の官位昇進は遅いp148というが、秀吉のかつての同輩たちは、傍輩衆・御存知衆などと呼ばれており、子飼衆とともに昵懇な待遇を受け、織田・徳川・毛利・上杉などの大大名や新附の諸大名とはやや待遇を異にしていたとする。利家はこの階層に属していたという。この階層は侍従の礼遇を受ける場合が多かったというが、著者は、「まあ」や「豪」を介して結ばれた、準一族的地位を背景にしたものと解釈すべきだとし、織田や徳川など国大名の、いわば外様的系列ではなく、傍輩衆・御存知衆の最上位にあるものと解釈すべきとしている。
    思わず後世の加賀百万石という色眼鏡で観てしまうが、秀吉の傍輩から累進したという視点は、当たり前とは言え、目からウロコであった。

  • 利家を網羅したいなら、まぁ読もうよ。という感じの一冊。これは良い本だ。

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