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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784642052054
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日本の歴史において重要な役割を果たした人物の実像を掘り下げた作品で、藤原不比等の政治的功績や影響力が詳細に描かれています。彼は藤原氏の繁栄を支えただけでなく、日本の法律や文化の基盤を築いたとされ、その...
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/47918詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名前は知っているが具体的に何をしたのかよく分からない人物の一人であると思うが、実はとんでもない大人物。藤原氏の繁栄の基礎だけでなく、日本という国そのものを創ったといっても過言ではない。大宝律令は多少姿を変えながらも明治維新まで日本の法律であり続け、年号は今も使われている。文化、教育面でも大きな功績を残しており、果たして本当に存在したのか?複数の人物の功績をまとめたのではないか?とさえ思えてくる。
時代背景の説明などの必要はあるが、伝記というよりも飛鳥時代から奈良時代にかけての日本の政治、あるいは日本という国の成り立ちとなっている。しかしやったことを追っていけばまさにそのように書くしかない。参照できる史料も限られ、著者の私見もかなり含まれているが、異なる見解に対する反論も理由を明確にしているのでひとまずは信用してもよいのではないかと思う。また、史料についても朝廷の正当性、あるいは藤原氏の正当性を担保するため誇張して書かれている部分もあるかもしれない。ただ、そのあたりを差し引いてもかなりの大人物であることは間違いない。 -
ここにきて不比等ブームが来たので、購入。
あとがきにあるように「不比等の人間像というよりは多く不比等の政治のありようを述べた」が正にそうで、むしろ当時の政策や情勢がわかりやすいです。確実な不比等の功績!と言えるものが少ないので推測の範疇が多いのがこの人物の難しいところ。
人脈を血縁や婚姻関係によるものに頼りすぎてるきらいはあるけど、そういう面は確かに多かったのかなと。大半の政策が不比等主導な解釈だけどそれぞれの根拠はまた別書などでも確認したいという感じ。 -
不比等は持統朝・文武朝あたりから活躍し始めるため、
それまではその間の歴史(天智・天武朝)が述べられている。
井上靖の『額田女王』で描かれていたエピソードが、
実際に『日本書紀』にあるエピソードだとわかった。
中臣氏というのはもともと神事に奉斎する氏族であった。
不比等の父鎌足が大化の改新の功績によって、
鎌足個人に「藤原」の姓を賜った。
天武天皇十三年に、鎌足宗族全員に藤原姓の継承が許されたが、
文武天皇二年、藤原の姓は不比等に継承させ、
不比等一家を除く一族全員が旧姓中臣氏に戻った。
不比等は、政治の中で律令の制定や、貨幣の鋳造、
鉱物資源や産物の全国調査、難路を開削するなど、
この国の基本となることを行なっている。
また、不比等は子らに対し徹底した教育を施し、
国政を担当可能な優秀な人材に育成したとのこと。
女子に対しても天皇の夫人や皇后、皇族の妃にふさわしい
容姿、挙措動作、各種教養を身につけさせた。
藤原氏の始祖であり、その繁栄の礎を築いた人物のことがよくわかった。
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