藤原忠実 (人物叢書 新装版)

著者 :
  • 吉川弘文館
4.13
  • (4)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 27
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642052177

作品紹介・あらすじ

平安時代後期の摂政・関白。白河院による関白罷免と籠居を経験、復権後は次男頼長を支援して嫡男忠通と対立、摂関家を分裂させる。その一方で、院や院近臣の圧力に抗しながら衰勢の摂関家を支え、荘園や武力を集積して中世の摂関家の基礎を築いた敏腕の政治家でもあった。失脚と復権を経て保元の乱後の幽閉に至る波乱の生涯と、その人物像を描く。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 白河・鳥羽院政期に衰勢の摂関家を支えるものの、家門分裂の末に保元の乱で敗れた生涯を追う内容。院との対立と協調を繰り返しながら、荘園の集積等で中世摂関家の基礎を構築していく姿が印象的。

  • もっと詳しく調べたくなるような本

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1954年、兵庫県に生まれる。1978年、京都大学文学部史学科国史学専攻卒業。1983年、京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。現在、京都大学名誉教授、京都大学博士 ※2022年1月現在
【主要編著書】『平清盛と後白河院』(角川書店、2012年)。『治承・寿永の内乱と平氏』(吉川弘文館、2013年)。『源頼義』(吉川弘文館、2017年)。『源頼朝』(中央公論新社、2019年)

「2022年 『平氏政権と源平争乱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

元木泰雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×