金沢貞顕 (人物叢書 新装版 235)

著者 :
制作 : 日本歴史学会 
  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642052283

作品紹介・あらすじ

鎌倉時代末期の政治家。霜月騒動に連座して不遇の幼少期をおくるが、得宗家の信頼を得て六波羅探題・連署となり、病弱な執権北条高時を支えた。15代執権に就任するが、政争の激化により辞任、幕府の滅亡に殉じた。膨大な貞顕書状から、高時政権を再評価し、称名寺造営や金沢文庫本の充実から、鎌倉の武家文化に足跡を残した権力者の実像に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 六波羅探題・連署を務め、末期の鎌倉幕府を支えた金沢家当主の伝記。遺された多くの書状を元に、優れた調整力を発揮した政治家としての姿を描き、北条高時政権の再評価も試みる内容。被官・所領の網羅的な紹介や、文化事業への関わりなども興味深い。

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著者プロフィール

洋大学文学部哲学科教授/専門は、哲学、倫理学
著書に『〈精神的〉東洋哲学:顕現しないものの現象学』(知泉書館 2018)、『現象学の転回:顕現しないものに向けて』(知泉書館 2007)他

「2024年 『談 no.129』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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