山名宗全 (人物叢書)

  • 吉川弘文館 (2009年8月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784642052528

作品紹介・あらすじ

応仁の乱の西軍大将。嘉(か)吉(きつ)の乱で赤松氏を討ち、幕府重鎮となる一方、荘園押領(おうりょう)などの破壊行為を繰り返し、いったんは京から追放される。幕府―守護体制の変質する中、諸国大名と提携を強めて権力を拡大し、やがて応仁の乱では細川勝元と国を二分して対決する。大乱の本質を明らかにするとともに巧みな分国経営にも光をあて、その豪毅な生涯に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 応仁の乱における西軍の首領であった山名宗全の事跡を辿り、幕府体制の変質過程と戦国期へ向かう社会転換を明らかにしようとする内容。山名氏による分国支配の詳細な内実や、乱後の衰退要因を細川氏との比較で検討した点などが興味深かった。

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著者プロフィール

1956年島根県生まれ。静岡大学人文学部卒業、大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。現在、愛媛大学名誉教授。主要業績『室町幕府と守護権力』(吉川弘文館、2002年)、『中世の地域権力と西国社会』(清文堂出版、2006年)、『山名宗全』(吉川弘文館、2009年)、『山城国一揆と戦国社会』(吉川弘文館、2012年)、『中世後期の守護と文書システム』(編著、思文閣出版、2022年)

「2023年 『戦国期守護権力の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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