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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784642053020
作品紹介・あらすじ
飛鳥・奈良時代の歌人・政治家。『万葉集』に多くの作品を残す。家持の父として有名だが、古来の名族大伴氏の中核で高級官人としての活躍はあまり知られていない。栄達の過程、藤原氏との確執、大宰府への下向、山上憶良との交友などを、歌とともに辿る。個人の内奥の心情を表出した歌の世界を切り開き、「文章の力」を信じた生涯を明らかにする。
感想・レビュー・書評
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残された歌の読み解きを中心に、万葉歌人としてだけでなく高級官人としての姿をも描き出そうとする内容。太宰府下向までの政治的立場や、中央政治の動向も踏まえた歌の理解が興味深かった。
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大氏族大伴氏の中心で官位こそ大納言に至ったものの正史にはほとんど記載のないほど政治的には不遇だったという大伴旅人が、妻を失ったことへの歌が潘岳の悼亡詩の系譜であったり、大宰府の長官・大宰帥として官員を主導して制作した例の「梅花の歌三十二首」や「松浦河に遊ぶ」集団詠が文化的価値によって中央への対抗としていた側面があり、これらの歌は古代中国の典故に裏打ちされているものであることが良く分かった。
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著者プロフィール
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