大久保利通と明治維新 (歴史文化ライブラリー 45)

著者 :
  • 吉川弘文館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642054454

作品紹介・あらすじ

使命感と決断力で徳川幕府を倒し、明治新政府を率いた大久保利通。冷徹非情な策謀家というイメージを払拭し、新国家の建設にむかって疾走した誠実な志の政治家の姿をえがきながら、明治維新に新たな光をあてる。

感想・レビュー・書評

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  • 吉川弘文館 佐々木克 「 大久保利通 と明治維新 」


    明治維新という急進的な革命を契機に、大久保利通が 漸進的(段階的)に中央集権国家を建設していく過程をまとめた本


    藩政の改革と調整を図りながら、天皇を頂点とする中央集権国家の中に官僚制を組み込むのは見事。段階的に 国家の自立と富強を図り、不平等条約の改正に向かっているのが わかる


    「西郷隆盛の渡韓は、朝鮮との開戦につながる〜朝鮮の国土を保有する力は、いまの日本にはない」とした上で「征韓よりもリスクの小さい征台により、士族の不満をそらそうとした」という著者の見立ては、なるほどと思う




    西南戦争や暗殺についての論考があった方が良かったが、この本を読むかぎり、西南戦争を大久保利通の陰謀とする説は、間違いであるように思う















  • 嫌われ者だが、この人の功績なくして今の日本はない。西郷との何とも言えない悲しい友情が良い。

  • SS3a

  • 幕末に薩摩藩で起用されてから西南戦争の後に刺殺されてまでの年表を負った通史。西郷どんと違って正助にはこなした偉業のわりに全部を通して眺められる本がないので第1人者のこの本に期待してたのですが。正直すべての項目をアッサリこなしすぎ。佐賀の乱でたった2頁、西南戦争でたった6頁はさすがにすくなかろ。
     やっぱ楽しめる本は長編(未読)の司馬’’翔ぶが如く’’しかないのかな。アレ征韓論以降に絞って書かれているというウワサだし

  • 著者は大久保研究の第一人者さんですよね。多少大久保さんに対して好意的にすぎる気がしなくも無いですが、それでも十分良い内容だと思います。

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著者プロフィール

1940年、秋田県生まれる。1970年、立教大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学教授、奈良大学教授などを歴任。2016年、没。
【主要著書】『大久保利通と明治維新』(歴史文化ライブラリー、吉川弘文館、1998年)、『江戸が東京になった日』(講談社選書メチエ、2001年)、『幕末政治と薩摩藩』(吉川弘文館、2004年)

「2022年 『幕末政治と薩摩藩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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