密教の思想 (歴史文化ライブラリー 52)

  • 吉川弘文館 (1899年12月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (222ページ) / ISBN・EAN: 9784642054522

感想・レビュー・書評

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  • インド哲学を専門とする著者が、密教の歴史とそのさまざまな地域における展開について幅広く解説している本です。

    本書の「あとがき」に、著者が講演をおこなったさいに、「要するに、密教とはなにか」という趣旨の質問が出たというエピソードが紹介されるとともに、「密教という歴史的複合体を多元的な側面から説明しようと努めた結果が本書である」と述べられています。このことばの通り本書は、密教の核心にまっすぐにせまっていくというよりも、広くその展開の諸相を概観する内容になっています。具体的には、仏教にとどまらず、広くインド哲学における密教の展開について解説がなされたあと、ブータン、チベット、ネパールにおける密教の受容と変容、さらに中国と日本における密教の歴史について、簡潔に整理された説明があたえられています。

    密教のミステリアスな世界観にどっぷりハマりたいという読者にとってはやや拍子抜けしてしまう内容なのかもしれませんが、密教の概説書としては優れた内容なのではないかと思います。

  • 密教の歴史と広がりがメインの本書。
    密教の持つ妖しさや、エロティシズムに興味があったので、ある意味物足りなさを感じた。
    日本人の書いたものであるし、タンとリズムの思想がどう行為に結びつき、日本でどう活用されたかをもっと手厚く解説してほしかった。
    ただ、密教の入門書としては非常に勉強になる面もあると思う。

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著者プロフィール

国立民族学博物館名誉教授、専門はインド学、著書に『死と生の仏教哲学:親鸞と空海を読む』(角川選書 2023)、『三人のブッダ』(春秋社 2019)

「2025年 『談 no.132』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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