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Amazon.co.jp ・本 (198ページ) / ISBN・EAN: 9784642054812
作品紹介・あらすじ
四天王・七福神の一人として著名な毘沙門天の尊像が、ガンダーラにおいて創造された過程を、美術作品・仏教経典・ギリシア神話などを総合して解明。従来の定説を超越し、その源流が古代ギリシアのヘルメース神・ローマのメルクリウス神像にあったことを論証。わが国の古代文化がギリシア・ローマ文化にも遡ることを実証した東西文化交流史。
感想・レビュー・書評
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本書は毘沙門天のルーツを明らかにする検証を記したものだが、近頃自身が気になっていた聖徳太子の存在についても確信となる記述がなされていた書であった。仏教伝来だけが太子の役割ではなく、キリスト教や当時シルクロードの先にあるユーラシア大陸の文化宗教が渾然となって伝わってきた事を想像するに値する「太子」についての記載もあった。仏教がインド中国日本のみで語られ、西洋との接点が見出せない。と言う人にもわかり易い説明がなされていると思う。宗教を凝り固まった理解で解釈している人に個人的には書棚に一冊と薦めたい書籍。
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十数年前にも一度、世田谷美術館で東寺の仏像が公開された事がありました。今回も出展されている「兜跋毘沙門天立像」のあまりの美しさと迫力に魅了されて、もっと毘沙門天が知りたい!と思って読み始めた本です。謎だらけの来歴を詳しく紹介してくれていて、その淵源をギリシャ・ローマまで遡ります。上杉謙信が毘沙門天を軍神として旗印にしていたのは有名ですが、この本を読むと、軍神というわけではないこともわかります。
毘沙門天の眼に釘づけにされてしまった方にオススメします。
田辺勝美の作品
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