スガモプリズン: 戦犯たちの平和運動 (歴史文化ライブラリー 176)
- 吉川弘文館 (2004年4月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642055765
作品紹介・あらすじ
第二次大戦後、再軍備へ向かう政府に戦争反対の声をあげたBC級戦犯たち。名作「私は貝になりたい」は、その魂の叫びをもとに生まれた。戦犯たちのスガモプリズンでの思索と行動から、真の戦争責任とは何かを考える。
感想・レビュー・書評
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BC級戦犯が戦後どのような状況に置かれていたのか、そこで何をどのように考えたのか。今まで、自分が全くイメージできていなかったことを痛感した。日本の再軍備が進む中、様々な思惑が交錯しつつ戦犯釈放運動が展開される。戦犯自身も戦犯に向けられるまなざしも様々で、わずか数年の間の状況の変化によって、ひとりの人間の中の見方も変わっていく。本書はBC級戦犯に関するコンパクトな概説書である。サブタイトルの「戦犯たちの平和運動」の実際については、本書の中で紹介されている『壁あつき部屋』や『あれから七年』を読む必要があるようだ。
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夏になると、日本の戦争責任や平和について考えたくなります。
この本はB・C級戦犯について書かれた本です。
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