中世武士の城 (歴史文化ライブラリー 218)

  • 吉川弘文館 (1899年12月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784642056182

作品紹介・あらすじ

「城」とは何か。いま、城館研究は大きな岐路にさしかかった。これまで中世の城は、土塁(どるい)と堀からなる“戦争”の場と捉えられてきたが、近年、考古学・有職(ゆうそく)故実(こじつ)などの研究成果により“政治的”“日常的”な場の存在が明らかになった。“お城”の現代的なイメージを払拭し、武勇ではなく安穏(あんのん)を求めた社会の現実を踏まえ、中世の城の新たな実像に迫る。

感想・レビュー・書評

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    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    この本を読むことで戦国以前の城がどのようなものなのかを少し理解できたように思う。
    今まで戦国以前の歴史書を読んでいるときにほとんど城が登場しないことには気がついていたが城が元々は非日常の施設で普段は存在せず、必要になったときに築城されているとは考えもしなかった。それが徐々に戦乱の世の中になる中で要害とよばれる場所に築かれた城が重要になってくる様子がよく分かる内容となっていた。

  • Lv【中級者】~ 中世の城に天守閣はない、石垣はない、という「お決まり」のスタートすら覆す!
    城とは何か——戦闘時の「非日常」である城郭、そして平時の「城」。
    この違いを史実に沿って丹念に追っていくと、やがて信仰の歴史にもクロスオーバーする、知的興奮の一冊だ。

    同じ先生の「中世を道から読む」と合わせてオススメ

  • 分類=中世史・城郭。06年9月。

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著者プロフィール

齋藤慎一

1961年東京都生まれ.85年明治大学文学部史学地理学科卒業.89年明治大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程退学.2001年博士(史学).1988年より都立江戸東京博物館学芸員.組織改編をへて2010年より公益財団法人東京都歴史文化財団江戸東京博物館学芸員.専門は日本中世史・近世史・都市史.著書『中世東国の領域と城館』(吉川弘文館,2002年),『戦国時代の終焉』(中公新書,2005年),『中世武士の城』(吉川弘文館,2006年),『中世を道から読む』(講談社現代新書,2010年),『中世東国の道と城館』(東京大学出版会,2010年),『中世東国の信仰と城館』(高志書院,2021年).編著『城館と中世史料―機能論の探求』(高志書院,2015年).

「2021年 『江戸―平安時代から家康の建設へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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