日米決戦下の格差と平等 銃後信州の食糧・疎開 (歴史文化ライブラリー 247)

  • 吉川弘文館 (1899年12月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784642056472

作品紹介・あらすじ

食糧難、疎開、空襲など、太平洋戦争下の暮らしは大都市の視点から語られることが多い。では、疎開者を受け入れた地方の人びとはどのような生活をしていたのか。都市住民との生活様式の相違や意識の隔たり、東京中心の食糧行政、闇取引や横流しをする商人、物資を縁故で調達する富裕層など、「格差」を目の当たりにすることで高まった平等志向を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 「決戦下」とその直後が苦難のじだいであったということは、誰もが承知している。新聞記事をたどる作業によって改めて確認したのは、それが同時に変革の時代であり、その根底に人々の平等思考があったことである。

    このときの助走と、加速があって、戦後改革の跳躍があった。そのダイナミズムは、私を引き付けてやまない。

    「激動の時代」などという一言で済ませてほしくはない。変動、変化を強調したが、一方で現在と同じではないかと思う事柄もある。
    たとえば、日本社会の集団行動原理とか、外圧頼みの組織構造とかである。こうしたことは、数十年程度では変わらないものなのであろう。

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