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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784642056724
作品紹介・あらすじ
室町幕府成立に大きな役割を果たした尊(たか)氏(うじ)・直(ただ)義(よし)兄弟。しかし、その後の兄弟間の確執は、義(よし)詮(あきら)・直(ただ)冬(ふゆ)の争闘を経て、幕府と鎌倉府という二つの支配体制が成立する要因となる。対立の原因、高(こう)氏・上杉氏ら執事との関係、合戦の実態など『太平記』の世界から、動乱期の政治過程を再現。尊氏・直義・義詮像とされる神護寺三画像の比定も試みる。
感想・レビュー・書評
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2009年の本なので、最近有力の説とは異なる箇所も多かったけど、面白かったです。
基本的に1965年の佐藤進一著「南北朝の動乱」の内容をメイン軸にして語るため、尊氏躁鬱説を採用したり、古典太平記の内容が足利家の流れとしして書いてるのが多い。しかし、直義毒殺説は否定の姿勢で、薩埵山の戦いでは兄弟は戦いに消極的であり、多くの歴史書で毒殺だと断定されるのはダメと書いてくださったのでとてもうれしかった。
また、少しではあるけど、夢中問答集の意訳を入れてくれたので、読んだことのない私は一番興奮気味で読んだ。買ってよかった。直義の真面目で理論的なところが見えるよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
観応の擾乱までの記述は、従来の通説理解をなぞるような印象。擾乱終結後の鎌倉府成立への流れや、神護寺三像論争の経緯などは勉強になった。
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鎌倉幕府が倒れ、後醍醐天皇と足利尊氏らが紡ぎ出す歴史は濃いなあ
政権交代後の最初の30年は、どの時代も面白い -
大筋は佐藤進一『南北朝の動乱』の修正/補完。「薩埵山体制」に関する記述が面白かった。
大河ドラマの「太平記」で尊氏が直義を毒殺するくだりは大河屈指の名シーンだが、この本では毒殺説は否定されている。病死にしては都合が良すぎるタイミングだと思うけど…。
著者プロフィール
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