吾妻鏡の謎 (歴史文化ライブラリー)

  • 吉川弘文館 (2009年7月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784642056779

作品紹介・あらすじ

権謀術数うずまく鎌倉。その頂点に君臨した人々の生きざまをひそやかに描いた『吾妻鏡』は多くの謎に満ちている。いつ誰が、何のために執筆編纂したのか。頼朝挙兵や実朝暗殺の真実、北条時頼の廻国伝説、記事脱漏の理由など、さまざまな話題をとりあげ、源氏三代に厳しく北条得宗家に甘い人物評価や、記された嘘に見え隠れする史書のねらいを暴く。

みんなの感想まとめ

歴史書の中に潜む謎を解き明かし、鎌倉時代の権力の裏側を探求する内容が魅力的です。『吾妻鏡』の執筆者やその意図、記事脱漏の理由、さらには源氏と北条氏の評価の違いなど、多角的な視点から考察されています。特...

感想・レビュー・書評

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  • 誰が書いたのか?何のために書いたのか?
    嘘や作為がある理由は?記事脱漏があるのは何故か?
    『吾妻鏡』の様々な謎を考察し、分かり易く解き明かす。
    『吾妻鏡』の謎 頼朝挙兵 創業者頼朝 鎌倉幕府の草創
    実朝暗殺 都市鎌倉と武士 『吾妻鏡』と北条氏 後記

    難解かな?と読んだら、分かり易く、興味深い内容でした。
    「現代語訳 吾妻鏡」を読んでいたので、尚更に面白かったです。
    鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」。
    鎌倉幕府における、北条得宗家の政務を正当化する色が、濃い。
    源氏の将軍たちへは厳しい視線、北条得宗家へは甘く
    忖度溢れる視線を注ぎ、正当化するための、嘘、誤記、
    切り貼り、誤謬、作為に、記事脱漏の謎。
    文永3年で終わった理由も、なるほど。
    「玉葉」「山槐記」「愚管抄」「梅松論」「鎌倉遺文」等の
    史料の記述と比較すると、それらは顕著。
    特に源実朝暗殺について、「吾妻鏡」と、記述がある史料での、
    襲撃場所や討手、公暁誅殺の場所等の比較一覧が良かったです。
    果たして実朝の首は何処へ行ったのでしょうか?
    また、頼朝の兄弟、頼朝の落胤、刺客、御門葉の話や、
    鎌倉中がどういった場所か、貨幣の流通への武士の戸惑いなど、
    興味をそそる話もあって、楽しめました。

  • 貸出状況はこちらから確認してください↓
    https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00211248

  • 『鎌倉殿の13人』にハマり、千代田図書館で借りてきました。
    ライトな章立てで、歴史モノにわかでも読みやすかったです。
    「歴史は勝者によって作られる」を地で行く、北条氏の『吾妻鏡』についてよくわかります。

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著者プロフィール

1936年、東京都に生まれる。1971年、早稲田大学大学院文学研究科史学専攻国史専修博士課程修了。元日本医科大学教授。2008年没
【主要編著書】『鎌倉北条氏の基礎的研究』(吉川弘文館、1980年)、『時頼と時宗』(日本放送出版協会、2000年)、『日本家系・系図大事典』(東京堂出版、2008年)、『吾妻鏡の謎』(吉川弘文館、2009年)

「2020年 『天皇家と源氏 臣籍降下の皇族たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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