時間の古代史 霊鬼の夜、秩序の昼 (歴史文化ライブラリー)

  • 吉川弘文館 (2010年9月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784642057059

作品紹介・あらすじ

霊鬼が彷徨い、神仏が姿を現す夜。秩序と必然性が支配し、人間が活動する昼。人と異界が交錯する境界の時間帯、朝・夕。古代の人々の時間についての感覚を探り、その意味を読み解く。また国家が、時刻制導入によって祭祀を管理し、貴族の政務から都の人々の暮らしまでを律しようとするさまを明らかにする。古代人の感性と想像力に迫る新しい古代史。

みんなの感想まとめ

古代社会における時間の感覚を深く探求するこの作品は、昼と夜の対比を通じて人々の心性を浮き彫りにします。昼は秩序が支配し、夜は異類の存在が活動する神秘的な時間帯として描かれ、古代人は視覚以外の感覚を駆使...

感想・レビュー・書評

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  • ▼福島大学附属図書館の貸出状況
    https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB90245359

  • 頼長が為朝の進言した夜討ち案を却下するに至った「古代社会の昼と夜感覚」。

  • 人の暮らしと夜など、昼と夜が古代にどのような習わしと関連していたかがわかる。
    夜は怖いという印象は今と同じなのだろうか。

  • 朝・昼・夕・夜の時間帯に対しての古代人の心性について書かれている。

    昼は秩序、夜は異類のものが闊歩する。
    夜は視覚以外の感覚で人々はなにごとが起きているかを感じ取り、
    朝、視覚によって夜の出来事を認識し驚愕する。
    夕は逢魔が時、異類のものが活動を開始する時間でもある。

    現代、夜は明かりが耐えないようになり、異類のものの時間ではなくなった。
    故に現代人はそれまでのような感覚を色々な面で失っていると考えられる。
    感覚が失われて行く中で、こういった視点から考えてみることは重要だと思った。

    すらすら読めるが、示唆に富む一冊だと思う。

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著者プロフィール

1950年、東京都に生まれる。1980年、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学名誉教授、博士(史学・慶應義塾大学) ※2022年6月現在
【主要著書】『古代国家の神祇と祭祀』(吉川弘文館、1995年)、『古代の王権祭祀と自然』(吉川弘文館、2008年)、『時間の古代史』(吉川弘文館、2010年)、『古代の人々の心性と環境』(吉川弘文館、2016年)、『日本古代の環境への心性史』(吉川弘文館、2021年)

「2022年 『古代の人・ひと・ヒト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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