幕末の海防戦略 異国船を隔離せよ (歴史文化ライブラリー 312)

  • 吉川弘文館 (2010年12月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784642057127

作品紹介・あらすじ

突然のペリー来航は、幕府に大きな衝撃を与えたが、外交交渉には周到な準備をして対応している。なぜそのような戦略をもちえたのか。十七世紀のヨーロッパ船から十九世紀のアメリカ船の来航まで、日本に接近する様々な異国船への対応を検証。打ち払い・垣(かき)船(ふね)・薪水(しんすい)給与など、海禁を維持するために奔走する幕府の姿を描き、海防政策の本質に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • ・鎖国時代の外国船対応
    ー遭難船からの外国人は保護し、補給を与えた上で出国させた。
    ー外国船の寄港や入国は原則として許可しなかった。外国船打払令により一時的な寄港も認めなかった。
    ・例外的な寄港の許可
    ーオランダ、朝鮮、琉球の出島利用は認めていた。
    ー幕末から明治にかけて、欧米諸国との通商交渉により、徐々に寄港や開港が認められるようになった。
    ・北方領土問題
    ー当時、国後島と択捉島は日本領であった。
    ー中間にあるウルップ島は無人島とし、日露両国の了解のもと「空島」とされていた。
    ー終戦後、ソ連(現ロシア)が北方4島を不法占拠した。
    ・鎖国時代の日本は、原則として外国船の寄港や入国を認めず、一時的な補給のみを許可していた。しかし、幕末から明治にかけて開国が進み、徐々に寄港や開港が認められるようになった。また、北方領土問題では当時の日本領土であったにもかかわらず、終戦後にソ連(ロシア)に不法占拠された経緯がある。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB04290402

  • 江戸時代後期、ペリー来航より前の幕府による海防政策。ロシアと蝦夷地、打払いと薪水給与、外国船との対応の顛末などなど。民衆と外国人を接触させないための隔離。

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著者プロフィール

1964年、東京都台東区生まれ。1989年、東洋大学文学部史学科卒業。1993年、立教大学大学院文学研究科中退。現在、盛岡大学文学部教授。博士(文学) ※2021年11月現在
【主要著書】『幕末の海防戦略』(歴史文化ライブラリー、吉川弘文館、2011年)、『幕末期対外関係の研究』(吉川弘文館、2011年)

「2021年 『十九世紀日本の対外関係』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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