〈甲賀忍者〉の実像 (歴史文化ライブラリー)

  • 吉川弘文館 (2011年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784642057356

作品紹介・あらすじ

江戸時代の甲賀郡に自らが忍者だと主張した人々がいた。侍衆を祖とする彼らは甲賀古士(こし)を自称し、百姓身分から武士身分への復活を求めて幕府に請願、幕末には甲賀隊を結成して戊辰戦争に参加した。忍術書『万川集海(ばんせんしゅうかい)』や江戸~明治の出版文化による忍者イメージの形成と、家筋と由緒を守り生き抜いた〈甲賀忍者〉の実像を明らかにする。

みんなの感想まとめ

江戸時代の甲賀郡における忍者たちの実像を探求し、彼らが幕府に対して行った訴願の過程を詳細に描いた本作は、忍者に関する一般的なイメージとは異なる実際の姿を浮き彫りにします。読みやすい文章で構成されており...

感想・レビュー・書評

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  • 「甲賀古士」と称する忍者の由緒を持つ人々の実像や、文学作品に​よって形成された忍者イメージなどを描き出す内容です。

    実際に 隠密的なことをやっているとは思っていなかったものの、「忍者の実像」が意外と地​味で必死であることに驚きました。

    また、幕末の戦争で北越に従軍していたのも新知見でした。

    良い意味で忍者のイメージを壊してくれました。

  • 江戸期の幕府に対する訴願がメインの話。めちゃめちゃ読みやすい。書状など訳文のみでボリュームもコンパクト。ことの経過は事細かに時代の出来事など説明しながら進むので江戸時代自体の理解にもいいかも。体感、半分は幕末期の話。戊辰戦争に従軍しており記録も潤沢に残ってるからだろうけど従軍を願い出るところから甲賀隊編成に至って進軍の経過まで仔細に書いており地図で進軍経路までわかる(まあ大体日本海を北上してるだけですが)。最後まで抵抗した庄内藩とのやりとりはなかなか手に汗握るのではないでしょうか。



    789

  • 忍者像が実態と合っていないか論じているが、ないことの証明は難しい。
    3段階についても納得はできるが、3段階目に至るまでの経過や背景がもう少しほしい。

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著者プロフィール

1972年、愛知県に生まれる。1996年、立命館大学文学部史学科卒業、2005年、京都府立大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学、博士(歴史学)。現在、相国寺寺史編纂室研究員、花園大学国際禅学研究所客員研究員。著書に、『〈甲賀忍者〉の実像』(吉川弘文館、2011年)、『近世郷村の研究』(吉川弘文館、2013年)、『古都税の証言 京都の寺院拝観をめぐる問題』(分担執筆、京都仏教会編、丸善プラネット、2017年)、『近代化する金閣 日本仏教教団史講義』(法蔵館、2018年)、『近世の天台宗と延暦寺』(法蔵館、2020年)などがある。

「2021年 『悲劇の宗政家 前田誠節』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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