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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784642057608
作品紹介・あらすじ
『正倉院文書』に登場し、郡司の長官である大領への任用を求めた下総国海上郡出身の他田神護(おさだのじんご)。彼をはじめとする古代の地方豪族は、激動する時代のなかをどのようにして生き抜いて、その家系を存続させてきたのか。鎌倉時代の武士の出現にいたるまでの豪族のあり方や、地方支配のしくみを考察し、古代史を貫く地方豪族の実態を鮮やかに描き出す。
みんなの感想まとめ
古代の地方豪族と武士の誕生を描いた本書は、歴史の深淵に迫る魅力的な内容が詰まっています。特に、倭の五王の時代における交易や地方支配の構造、豪族たちの生き様が詳細に描かれており、古代史の広がりを感じさせ...
感想・レビュー・書評
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倭の五王の頃、朝鮮各地域(任那その他)に対して、吉備、越、葛城がそれぞれ交易。
倭王権に出仕しながら地方では各豪族に従う。
近江毛野、筑紫君磐井。
屯倉は大王の下の大臣、大連のもとで地方の臣、連が管理。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆古代豪族が武士となる例も
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郡司を知る教科書。
大学の「日本史特講Ⅱb」の参考書として購入。律令制下の郡司についてよくまとまっている。郡司のルーツとして国造制や部民制またそれ以前の体制、地域首長から、後裔として鎌倉時代につながる武士まで、時空間も広い。こんな書を探していた。
制度を教科書的にまとめる一方で、個別具体例を随所に引き合いに出しており、仕組みと実態がわかりやすく非常に良い。郡司の家族構成など史料が豊富に紹介されている。また本筋とは直接的でなくとも知る手掛かりとして、古墳の埴輪の配列など興味深い関連資料も多数ある。伏線が張られては交錯しながら意表をついて回収する構成の妙がある。
健児に言及が無いのが残念である。律令制以前の時代の章が比較すると内容が薄い気もするか。
目次
○プロローグ
1.他田神護の願い
○倭王権の成長と地方豪族
2.前方後円墳体制と下海上地域
3.倭の五王とその時代
4.中央集権体制への胎動
5.推古朝の達成と限界
○律令制地方支配のなかで
6.乙巳の変と評制の施行
7.郡司とは
8.郡支配を支えたもの
9.受領と郡司
○郡司氏族の行方
10.天慶の乱と武者の出現
11.国衙支配の確立
12.西国国衙の展開
○エピローグ
13.神護の後裔 -
古代の史料ってこんなにあるのかと驚く。そして膨大な資料を繋ぎ合わせると、系譜や事象さらには心情までがありありと浮かび上がってきて関心しっぱなしでしたね。
出典や論拠が丁寧に冷静に示されていて良いのですが、まったく古代史に触れていない人が読むと細かすぎて一向にページが進まないのではという危惧もある。 -
前提の話が長えよ!!
しかしそれでこそ予備知識を持ってない素人でも読めるというもの -
郡司について非常に的確にまとめられている。「武士の誕生」とあるものの、むしろ地方の在り方というテーマか。参考にしたい。
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