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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784642057998
作品紹介・あらすじ
総力戦を遂行するために厖大な人数が必要とされた、航空機・電波兵器・鉄道など基幹産業の技術者たち。陸海軍の主導で教育養成機関が整備・拡充され、彼らは国内や植民地において活躍した。植民地での現地技術者との差異、敗戦後の民間企業や大学などへの転身、高度成長期を牽引してゆく姿までを辿り、帝国日本の拡大を支えた技術者たちの実態に迫る。
感想・レビュー・書評
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戦前における技術者、技術史の本。
著者自身が記しているが、ここにおける技術者とは、技術全般に従事する者ではなく、工業技術者が中心となる。
そのため工業技術ともうひとつの分野である農業技術者の記述は少ない。
本書では、戦前の技術者の育成と人材の活用、拡散について述べられ、また、戦前の技術者が戦後の経済復興にいかに継承されていたかが記されている。
また、書名に「帝国日本」とあるように、日本内地で高等教育を受けた技術者が外地でいかに用いられたかも記されていると同時に、日本が外地に設置した教育機関出身の技術者の経歴にも触れられている。
外地での技術者という点では、朝鮮の部分において農業技術者の記述がある。しかし、台湾の部分にはないのは、記述の観点からいっていかがかと思う。
また、使っている資料の性格だろうが1930年代から終戦までしか記述がなく、それ以前からの継承について触れられておらず、技術者育成という観点での記述が見られないのが残念だった。
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