新田一族の中世 「武家の棟梁」への道 (歴史文化ライブラリー)

  • 吉川弘文館 (2015年8月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784642058087

作品紹介・あらすじ

上野(こうずけ)国を本拠とした義国流清和源氏の新田(にった)氏。同族の足利氏とは歴然とした家格の違いがありながら、『太平記』では「源家嫡流の名家」として描かれたのはなぜか。新田氏の成立から足利一門としての雌伏(しふく)の時代、そして足利氏との対立を経て「武家の棟梁」として誕生するまでの足跡を辿り一族の実像に迫る。『太平記』に秘められた足利氏の思惑にも言及。

みんなの感想まとめ

新田氏の歴史を辿る本書は、源義国から始まり、鎌倉・南北朝時代を経て本宗家の滅亡に至るまでを詳細に描写しています。特に、足利氏との複雑な関係を軸に、新田氏が「武家の棟梁」として認知される過程が興味深く、...

感想・レビュー・書評

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  • 足利も新田も元々は源氏の嫡流ではなかった。足利は北条に接近して地位を上げ、北条は足利を源氏の嫡流と認知することで服従する足利以外の源氏が力を持つのを防ごうとしたが、結局足利氏に名分を与える結果となった。一方新田は衰退し足利に従属していた為、貞義は当初主体的に行動していなかった。鎌倉攻略時に義詮を大将にした事や攻略後の動きが遅いのも尊氏の部下として動いていた為。しかし実際に鎌倉を落としたのは貞義であった為名声が高まりすぎ、尊氏に疑われ対立する事になった。

  • 祖である義国から始まり、鎌倉・南北朝時代を経て本宗家の滅亡までを追う一冊。特に足利家との関係を軸に考察される、「武家の棟梁」と見なされるに至る経緯が興味深い。徳川家の影響は大きいんだろうなぁ。

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著者プロフィール

1972年、東京都に生まれる。2005年、学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。現在、国立歴史民俗博物館研究部・総合研究大学院大学文化科学研究科准教授(併任)、博士(史学) ※2021年12月現在
【主な編著書】『中世武士団構造の研究』(校倉書房、2011年)、『日本中世史入門 論文を書こう』(共編著、勉誠出版、2014年)、『新田一族の中世』(吉川弘文館、2015年)、『図説 鎌倉幕府』(編著、戎光祥出版、2021年)、『中世武家領主の世界』(編著、勉誠出版、2021年)

「2021年 『足利氏と新田氏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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