洛中洛外図屏風 つくられた〈京都〉を読み解く (歴史文化ライブラリー 422)

  • 吉川弘文館 (2016年3月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784642058223

作品紹介・あらすじ

京都の名所と市街、人々の姿を描いた洛中洛外図屏風。室町から江戸にかけての長い間、多くの作品が描かれ続けたのには訳があった。将軍御所や武家・公家の屋敷、庶民の風俗、祭礼行事や暴力場面など、屏風絵に込められた膨大な情報から描かせた人々の思いを読み解く。作品の個性と関係を明らかにしながら、人々を魅了した洛中洛外図の世界へと誘う。

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    第1章  洛中洛外図屏風とは
    第2章  初期洛中洛外図屏風
    第3章  近世における展開
    第4章  名所絵としての洛中洛外図屏風、そしてその後

    <内容>
    我々が知っているのは狩野永徳のもの。織田信長が上杉謙信に贈り、現在は山形県の米沢にある。多少の物知りなら、それ以外にもあって、「舟木本」(舟木さんが持っていたんだね、現在は東博所蔵)が岩佐又兵衛グループの執筆ぐらい。でも江戸時代になっても描かれ(ただし粉本<いわゆるコピー系のもの>によるものが多い)、基本形は変わらないものの、依頼者もしくは贈答者に向けて、画題が変わってくる(聚楽第や二条城、登場人物など)らしい。この本は、そうしたところをかなり緻密に分析しているので、読んでいて楽しい。本物を側に置いて、「ふむふむ」とやりたくなる。元々は、各所で行われた展覧会の図版解説などがベースのようだが、こうした絵から歴史をひもといていくのは本当にわかりやすくて楽しいね。

  • ぶりぶりぎっちょう(振振杖毬)で遊ぶこどもが可愛らしい。

  • ごくごくまじめな本。
    もう少し価格が張ってもいいので、本の中で説明している屏風図については、袋とじみたいになっているカラーの本があれば、より分かりやすいと思った。

    それと、私は京都が嫌いなのだけれど、やはり京都が好きじゃないと、楽しみは小さくなってしまう。

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著者プロフィール

国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授。専門は日本中近世史。
主な著書に『戦国・織豊期の都市と地域』(青史出版、2005年)、『信長とは何か』(講談社選書メチエ、2006年)、『中世の古文書入門―読めなくても大丈夫!』(河出書房新社、2016年)などがある。

「2020年 『古文書の様式と国際比較』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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