国分寺の誕生: 古代日本の国家プロジェクト (歴史文化ライブラリー 430)

著者 :
  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642058308

作品紹介・あらすじ

仏教を中心とする国家構想の核心だった国分僧寺と国分尼寺。往時をしのぶ遺構は少なく謎が多いが、近年の考古学による成果から堂塔の配置が統一的なものでなく、地域情勢との関係の中で建設されたことがわかった。在地社会が国家の企画した国分寺の思想をいかに受け止め造営したのか、建立にいたる政治状況を辿り、諸国国分寺の特徴を解明する。

感想・レビュー・書評

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  • 国分寺の成り立ち等調べたいことがあり、読んではみたものの、論文を少しだけ読みやすくしたような内容で中々文章が頭に入って来ず、読むのに非常に時間がかかってしまった。とはいえ、その分情報量はかなりガチ。良い本でした。(感想でもレビューでもねーな……)

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  • 国分寺と国分尼寺と。国家プロジェクトとしての国分寺国分尼寺セット。7重の塔をあっちにもこっちにも立ててしまう無茶苦茶さと、天皇制を進めようという気力。瓦とか礎石からそれを読み解いていく考古学的調査と、資料を読み込んでいく歴史学的な営み。
    正直追っかけるのが面倒くさくなるところもあるが、それだけの甲斐はある。

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著者プロフィール

須田 勉(すだ つとむ)
1945年生れ、元国士舘大学教授。博士(文学:早稲田大学)
[主な著書・編著書]
『古代東国仏教の中心寺院・下野薬師寺』(新泉社)、『国分寺の創建-思想・制度編-』(吉川弘文館)、『国分寺の創建-組織・技術編-』(吉川弘文館)、『日本古代の寺院・官衙造営-長屋王政権の国家構想-』(吉川弘文館)、『東国の古代官衙』(高志書院)、『日本古代考古学論集』(同成社)、『国分寺の誕生-日本古代の国家プロジェクト-』(吉川弘文館)、『古代日本と渡来系移民』(高志書院)、『ならびたつ国分僧寺・尼寺 上総国分寺』(新泉社)

「2023年 『渡来・帰化・建郡と古代日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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