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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784642058476
作品紹介・あらすじ
古代日本における天皇の側近とは、いかなる存在だったのか。都造りなど天皇周辺の事業から手がかりを探り、藤原・阿倍氏らが担った内臣の職の起源と展開を軸に、聖武天皇・光明皇后を中心とした人間関係などを読み解きながら側近の具体像に迫る。天皇家と律令制の構造の中で側近たちが果たした役割を位置づけ、彼らを通して古代国家像を描く。
感想・レビュー・書評
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外従五位下について、古い興味を思い出した。
やや分かりにくい孝謙・称徳天皇の頃の官制や貴族たちと天皇の関係性など、学びが多かった。
葬司については大学の時に習った気がするが、もう一度丁寧に続日本紀を読み直さないとな、と思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前から気になっていた本で、曖昧な「側近」というものを律令制の官職や氏族など多角度に検討されていて面白かったです。
人物個人についても多数。当然藤原さんは多め。
検討に際しては当然奈良時代以前の話題も多いです。蘇我馬子とか。
あまり意識してなかった氏族にも触れられてて、阿倍氏はちょっと意外な存在でした。阿倍内麻呂の「内」が複姓の可能性があるとは…つまり名前が「内麻呂」ではなく「麻呂」の可能性。この「内」は「内臣」の淵源と考えられるという説。
意外に今まで出会わなかった内容だなという感じで新鮮でした。 -
天皇側近の存在から、古代律令国家の国家機構や構造を明らかにしようとしています。奈良時代の側近(内臣など)は元々天皇家産の管理に携わり、天皇と人格的に深く結びついた官人であったそうで、律令官僚制とは異なる論理で存在していたとのこと。それが光仁・桓武朝のころから太政官と家産機構が構造的に一体化していく中で、内臣も太政官機構に取り込まれていき、政治の中心となっていったといいます。
いつの時代にも側近がいて、組織の論理とは別に動いていたんですね。 -
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著者プロフィール
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