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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784642058537
作品紹介・あらすじ
古代から、土木技術は社会発展の礎となってきた。日本各地の古墳や名だたる仏教寺院・宮殿建築を生み出してきた伝統的工法を、豊富な遺構の発掘成果とともに紹介し、中国・朝鮮半島の事例に大陸からの影響をたどる。政治的支配や外交、信仰と土木とのかかわりを手がかりに、人々がどのような社会を目指したのかを、古代の先端技術から照射する。
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/691279詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
土を闇雲に積んでも、古墳は出来ない。年月を経ても崩れない土木構造物には、それだけの技術的裏付けがある。
そして、使われた技術(当時の最先端技術)の分布を見れば、当時の中央権力が地方を掌握していく過程も見えてくる。使われた技術の伝承元がわかれば、当時の外交関係も見えてくる。(南朝・百済系、遣新羅使を通じた北朝・新羅系、遣隋使を通じた隋)
そして、柱を立てる穴の掘り方の癖(個人差)からは、建設に投じられた人員のグループが見えてきたり、建築物が失われても、遺構から見えてくるものはまだいろいろある。
さらに、技術的合理性を意図的に崩しているところからは、当時の宗教観が見えてくることもある。
遺跡が失われない限り、新たな発見は今後も期待できると言うことである。
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