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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784642058995
作品紹介・あらすじ
香りを聞く芸道「香道(こうどう)」は中世日本で花開いた。香木の香りを鑑賞し、違いを聞き分けて楽しむ遊びの源流を探り、「香道の祖」とされる三条西実隆をはじめ香文化に関わった人々の姿を、彼らの日記などから浮き彫りにする。また、舶来品の香木や天皇が作る薫物(たきもの)が贈答用として珍重され、朝廷や武家のなかで政治的な役割を担った側面も鮮やかに描き出す。
みんなの感想まとめ
日本の伝統文化である香道の歴史や実践方法、その文化的背景を詳しく探求する内容が展開されています。香道の起源は室町時代に遡り、三条西実隆を祖とする流派が形成されました。この本では、香木を使った香りの鑑賞...
感想・レビュー・書評
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<目次>
第1章 香道前史~古代から南北朝時代
第2章 香道の黎明~禁中の香会と組香
第3章 二人の始祖~三条西実隆と志野志信
第4章 香木の献上
第5章 天皇からの薫物・匂い袋下賜
第6章 香道の発展~江戸時代の香会と組香
<内容>
香道の歴史について、公家の文献などを元に紐解いたもの。ただ面白みはない。自分は、京都に興味を持ち、匂い袋などに興味を持ったため手に取ったのだが、入門としては、香木の種類や香道の遊び方の本の方がよかった。ちなみに、香道の祖と言われる三条西実隆だが、実は祖ではないようだし(連歌の祖である宗祇の方がこれに近い)、志野志信もあまり実態のわからないようだ。ただ戦国期以降、天皇は香道に楽しみ、将軍や権力者に香木を下賜し、匂い袋は近臣や女性陣に下賜していて、近世は天皇を中心に回っていたようだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
茶の湯と違って香道に関しての学術的な研究は少ないらしい。その中で香道の通史として必要なことを網羅しているように思え、初心者にはありがたい。初茶事で使う練香の梅花も、源氏物語にその名が出る古くからの銘ということで感動。
三条西実隆や志野宗信といった人たちがざっくりどんなかというのもわかった。他にも三条宗家が朝廷で香のリーダー的存在で、信玄の正妻の父で周防で陶隆房軍に殺されてしまう公頼もその家の人だったとか、篠として山上宗二記に出てくるぬるい道具を数多持つという公方の土蔵が志野宗信なのかなとか、南北朝期から薫物が廃れていたように言われるが天皇から大名への下賜品とされていたなど、面白い話もいろいろ。 -
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https://opac.nara-ni.ac.jp/opac/volume/551778 -
香道について歴史的なリサーチが多く、実に示唆に富む。
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