日本赤十字社と皇室 博愛か報国か (歴史文化ライブラリー 505)

  • 吉川弘文館 (2021年1月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784642059053

作品紹介・あらすじ

戦争の悲惨さが増した近代、西欧社会でうまれた赤十字運動は日本にどう根付いたのか。皇室の全面的な保護のもと、標章はキリスト教を由来としない非宗教的なものであると強調し、その戦時救護活動が普及。日露戦争から第二次世界大戦にいたる過程で、国際主義と国家主義のはざまに立ち、国民統合装置としてゆるやかに近代日本を支えた側面を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 赤十字の元々が戦争にあった、とは知らなかったし驚いた。
    名誉総裁を皇后が、各宮妃が名誉副総裁を務めるのも、そういうもんだと単純に思っていたけれど、歴史的理由があったんだね。

  • 日本赤十字社…現代の私達にとっても
    他に類を見ない独立した存在

    献血事業を担うのはなぜなのか、
    災害時の募金先として唯一無二である存在は
    なぜなのか…
    このあたりの素朴な疑問から手に取った本

    見慣れない、聞き慣れない単語も多く、
    私の知識不足もあり、時折、読み方すら
    調べながら読んだ。

    プロローグから、
    生と死のはざまに直面する人間ならではの難題…
    が読者にも問われる。
    極限状況で、人間が人間をいかに守ったか、
    守らなかったかという問題…
    戦時や紛争時だけでなく、
    身近に起こる災害や事故でも同じ。
    自分はどうふるまうべきか…
    考えなくてはいけないと思った。
    「人間を救うのは人間だ」

  • 東2法経図・6F開架:369.1A/Ko89n//K

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著者プロフィール

Nobuko Margaret Kosuge 1960年東京都生まれ。
山梨学院大学法学部政治行政学科教授。専門は近現代史、国際関係論、平和研究。
上智大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科史学専攻博士課程終了。
ケンブリッジ大学国際研究センター客員研究員を経て現職。
戦争と人道、戦後・植民地支配後の平和構築と和解を巡る問題に取り組む。
震災直後から福島へ通い、支援物資を届けたり人々の声に耳を傾ける。
主著『戦後和解 - 日本は〈過去〉から解き放たれるのか』
(中公新書、石橋湛山賞受賞)『14歳からの靖国問題』(ちくまプリマー新書)
『ポピーと桜―日英和解を紡ぎなおす』(岩波書店)ほか。
共著『戦争と和解の日英関係史』(法政大学出版局)『東京裁判とその後 - ある平和家の回想』(中公文庫)
『歴史和解と泰緬鉄道 英国人捕虜が描いた収容所の真実』(朝日選書)ほか。

「2014年 『放射能とナショナリズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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