難民たちの日中戦争 戦火に奪われた日常 (509) (歴史文化ライブラリー)
- 吉川弘文館 (2020年9月17日発売)
本棚登録 : 25人
感想 : 4件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784642059091
作品紹介・あらすじ
日中戦争の全面化は、中国大陸で戦禍を逃れて流浪する厖大な戦争難民を生んだ。数千万に及ぶ難民は、戦争といかに関わったのか。新資料を駆使しつつ、日本軍の戦面拡大にともなって生まれた難民の動向や、都市爆撃が戦争の展開にもたらした影響を探る。国民政府と中国共産党の難民救済対策も検討し、これまでの〈日中戦争史〉に一石を投じる。
みんなの感想まとめ
戦争難民の実態とその背景を深く掘り下げた作品は、日中戦争の影響を受けた数千万の人々の苦悩を描いています。著者は新たな資料を用いて、日本軍の戦面拡大がもたらした難民の動向や、都市爆撃が戦争の展開に与えた...
感想・レビュー・書評
-
ヒトラー本の関連図書。こういった戦争の中心にはナチス・ドイツがいたのではないだろうか。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東2法経図・6F開架:222.07A/Y88n//K
-
発生した難民に対し、日本軍は宣撫、愛路などと呼ばれる現地工作を行うも、きちんと対応できていたようにも見えない。国民政府と共産党の難民救済の記述もあるも、全国的な効果は不明だ。
著者は1938年の広東市街地空爆が欧米特に米の非難を呼び、「日中戦争がアジア太平洋戦争へと拡大する最も重大なターニングポイントとなった」としている。知日派グルー大使も著書で「日本の名声は再び回復することはできない」と書いているぐらいだ。
また著者は、1940年代には村落や地域住民を直接の対象とする作戦がなされたことで、それまでとは一線を画するとしている。住民・村落の「敵性」を理由とするが、既に当時、非戦闘員を区別する国際法は日本も認識していただろうに。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
芳井研一の作品
