スポーツの日本史 遊戯・芸能・武術 (歴史文化ライブラリー 580)
- 吉川弘文館 (2023年10月20日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784642059800
作品紹介・あらすじ
射技・相撲・蹴鞠・打毬など、日本におけるスポーツのルーツといえる営みや行事は、先始・古代までさかのぼり、宮廷行事や武芸へと連なる。海外渡来の文化に改良を加えて伝統文化との融合をはかり、日本独特の文化を生み出してきた歴史を、社会情勢や産業の発達とも絡めて考察。羽つき・踊り念仏・剣術なども取り上げ、近代スポーツの到来までを見通す。
みんなの感想まとめ
日本のスポーツの歴史を深く掘り下げる本書は、古代から近代に至るまでの多様な運動文化を紹介しています。射技や相撲、剣術など、前近代の日本には広義のスポーツと呼べる遊戯や運動が存在し、これらは武士や庶民に...
感想・レビュー・書評
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780.21||Ta87
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スポーツというと、一般的にはオリンピックの競技になっているような欧米から伝わってきた近代スポーツを思い浮かべがちだ。
しかし、我が国には前近代において広い意味でスポーツと呼べるような遊戯や運動文化が存在した。
弓道は、先史時代に使われた武器である弓矢の扱いに始まり、相撲は日本書紀や古事記にその起源となる神話が掲載されている。
特に相撲は江戸時代には江戸の三大エンタメとして支配層の武士のみならず庶民にも楽しまれた。
剣術は、中世には戦場で生死をかけて争う武士の殺法としての嗜みであったが、徳川幕府による平和がおとずれると安全なスポーツ競技として身分を超えて広がるようになった。
江戸時代にはスポーツの産業化が進み、近代スポーツの素地が作られた。 -
近代西洋スポーツを「輸入」する以前の日本のスポーツ、あるいはそれに類するものを歴史を追って紹介していく。サブタイトルにあるようにそれは遊戯であり芸能であり武術であり、そして神事であり賭博であった。それは今の意味でスポーツと呼べるものでは無いのかも知れないが、そこには近代西洋スポーツを受け入れる素地が確かに存在していたことが分かる。日本には記録として時間を計ったり、競技に制限時間を設けるということがなかったというのは何かを意味しているのではないか、などと思ったり。
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女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000067260
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東2法経図・6F開架:780.2A/Ta87s//K
著者プロフィール
谷釜尋徳の作品

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<書評>『スポーツの日本史 遊戯・芸能・武術』谷釜尋徳(たにがま・ひろのり) 著:東京新聞 TOKYO Web
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