国家神道と民衆宗教 (歴史文化セレクション)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642062992

作品紹介・あらすじ

明治政府は、新たな国教として国家神道を創り出した。近代天皇制下で、民衆は世直しをよびかける新しい宗教に救いを求めたが、政府は民衆宗教に厳しい弾圧を加えた。国家神道と民衆宗教の対決を鮮明に対置させる問題作。

感想・レビュー・書評

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  • 1982年に刊行され、1984年に読んでいる。
    ながらく絶版状態になっていたが最近になって復刻版が刊行された。
    村上重良氏の著作はどれも必読といって良い。

    目次(復刻版による)
    1 国家神道の確立過程(国家神道体制の成立
    制度としての国家神道
    宗教としての国家神道
    神祗院の時代
    国家神道の終焉)
    2 教派神道の歴史的性格(幕末の民衆宗教
    教派神道の編成)
    3 丸山教の成立と展開(富士信仰の歴史―丸山教成立の前提
    伊藤六郎兵衛の生い立ち ほか)
    4 大本教の歴史(立替え立直し
    昭和神聖会と人類愛善会
    愛善世界)
    『国家神道と民衆宗教』を読む(島薗進)

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著者プロフィール

1928年、東京生まれ。1952年、東京大学文学部宗教学宗教史学科卒業。東京大学講師・龍谷大学講師・慶應義塾大学講師を務める。1991年、没。
【主要編著書】『近代日本民衆宗教史の研究(法蔵館、1958年)、『国家神道』『慰霊と招魂』『天皇の祭祀』(岩波書店、1970、74、77年)、『新宗教―その行動と思想』(評論社、1980年)

「2020年 『日本の宗教 日本史・倫理社会の理解に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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