戦争の日本史 3

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642063135

作品紹介・あらすじ

古代国家が、蝦夷を武力で制圧した「征夷」。伊治公呰麻呂の乱をはじめ、阿弖流為と坂上田村麻呂の戦いなど、八世紀から九世紀に至る幾多の戦乱を検証。征夷に関わった人々に焦点を当て、蝦夷支配の真実を描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 蝦夷、弓馬を用いた高い戦闘力。服属した蝦夷は俘囚とよぶ。
    律令国家の最初の征討(和銅2年、709)から38年戦争の終わりの征夷(弘仁2年、811)
    城柵の設置と移民は大化改新直後から。
    節刀=軍事指揮権の権限移譲。節=しるし。
    光仁、桓武=天武系から天智系へ。桓武天皇が革命思想を言い出す。征夷と都造営。自らのステータス向上のため。
    母親の高野新笠の地位が低かった。それまでは皇族か貴族が天皇の母。
    藤原式家の百川(と良継)により光仁、桓武は推された。百済王俊哲
    794年1月1日、征夷大将軍の大伴弟麻呂に節刀を賜う。副将軍の坂上田村麻呂は蝦夷を征す。
    10月28日、戦勝報告を待ち、遷都の詔を発した。10日後、平安京の名称。
    延暦16年、797、征夷大将軍に坂上田村麻呂を任命、延暦20年に節刀、4万の征夷軍。延暦21年、阿弖流為と母礼が降伏。
    延暦24年、805、徳政相論、軍事と造作の停止、参議の藤原緒嗣(藤原百川の子、34才)。
    延暦25年、806、70歳で桓武天皇崩御。諡号に武を持つ天皇は桓武天皇が最後。

  • ST7a

  • アルテイ・坂上田村麻呂関連の歴史小説(火怨 )読んだので、史実はどうなのかと。
    この時代はまだ史料が乏しいらしく、朝廷軍苦戦した、でも最終的には田村麻呂が勝った、アルテイは捕まって、田村麻呂が助命をお願いしたが、結局処刑された、ということくらいしかわかってないらしい。
    中々読み応えあったので、このシリーズ最初から読んでみよう。

  • 8世紀の東北開拓史または戦争史ともいえる本書も、前巻の労作の期待を裏切らず出色の出来です
    征夷について学ぶに外せない一冊となるでしょう

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著者プロフィール

静岡大学准教授

「2022年 『はじめよう経済学のための情報処理[第5版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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