畿内・近国の戦国合戦 (戦争の日本史11)

著者 :
  • 吉川弘文館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642063210

作品紹介・あらすじ

将軍家の継嗣問題、畠山・細川氏の内紛、三好長慶や松永久秀らによる争乱…。応仁・文明の乱後も畿内近国では戦乱が繰り広げられた。「英雄不在」といわれる信長以前の約一〇〇年間、「都の戦国時代」を詳細に描く。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズは合戦を中心に描かれていて
    合戦好きな私はすごく好きなシリーズ
    信長上洛前の畿内の合戦が中心で
    大きく分けて
    1応仁・文明の乱
    2明応の政変
    3三好長慶の台頭
    4合戦の様相
    5防御施設の発達
    6都市と戦争
    に分けられている
     
    洛中で行われていた戦争が次第交通路を巡る戦争へと移り変わっていき
    戦争により都市の繁栄も変わっていく様はまさしく戦国らしい話であり
    興味深く感じた

  • 信長以前の畿内とその近国における戦国合戦を扱う。前半部で戦乱の経過をたどり、後半部では合戦の構成要素の詳細と変遷を追う内容。畿内に特徴的な城館における防御施設の性格や、大山崎を例とした都市の諸相は興味深い内容だった。

  • 応仁・文明の乱の原因になった畠山家の内紛に続いて、細川家の内紛により、ぐちゃぐちゃになる展開。その中で頭角を現した三好長慶も43歳で病死。何だかんだで信長の上洛を迎える、と。長慶がもう少し長く生きていれば歴史は変わったかもしれないと妄想は湧く。優秀だったのは間違いないが、結構保守的な人だったぽいから、足利幕府がだらだら存続する結果になったかも知れないなと。

  • 東国に続いて畿内について
    とても詳細に調べてあり、好感がもてます

  • [ 内容 ]
    将軍家の継嗣問題、畠山・細川氏の内紛、三好長慶や松永久秀らによる争乱…。
    応仁・文明の乱後も畿内近国では戦乱が繰り広げられた。
    「英雄不在」といわれる信長以前の約一〇〇年間、「都の戦国時代」を詳細に描く。

    [ 目次 ]
    戦国期畿内・近国のイメージ プロローグ
    1 応仁・文明の乱と山城国一揆
    2 分裂と戦争
    3 三好長慶の時代
    4 合戦の様相
    5 防御施設の発達
    6 都市と戦争
    織田信長の上洛以後 エピローグ

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著者プロフィール

1965 年兵庫県生まれ。88 年立命館大学文学部卒業。おもな著書に『畿内・近国の戦国合戦』(2009、吉川弘文館) がある。共著に『明智光秀: 史料で読む戦国史』(2015、八木書店古書出版部)、『近畿の名城を歩く 大阪・兵庫・和歌山編』(2015、吉川弘文館)など。

「2019年 『明智光秀と近江・ 丹波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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