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Amazon.co.jp ・本 (326ページ) / ISBN・EAN: 9784642063357
作品紹介・あらすじ
万葉の古里“飛鳥”は、古代国家建設の槌音と絶え間ない抗争の嘆きの声が交錯する、歴史の舞台である。悠久の星霜にみがかれて人びとを魅了して止まない歴史の舞台を、古代史の碩学が縦横に活写した傑出の飛鳥史。(解説=岩本次郎)
感想・レビュー・書評
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飛鳥の現地を歩いてみて、文献との比較による地名批准を書いた随筆と捉えるべき書でしょうね。
飛鳥川流域が描かれているので、飛鳥時代の書物を読むのに参考になると思うわれます。ただ、地理に関して言えば、千田稔『古代飛鳥を歩く』中公新書がお勧めです。冒頭にカラー地図と立体地図があり、随所にカラー資料が有るのは有難いですね。
本書で気になった所ですが、天智と間人皇女の関係と、天智と天武と額田王の関係を述べた箇所です。著者は、天智と間人皇女の不道徳な関係はなく、天智と天武と額田王の三角関係はあったとする点です。私のような素人が、古代史を見ていく中で瑣末なことですが、このような事柄を推理するするのも、ひとつの楽しみなのですが、他の文献などからも推察するが、全く逆の意見に思えてなりません(著者が正しいのでしょうが)。作家が小説などとして書くのはありだと思うのですが(想像を断定して書く)、学者がこのような書き方をするのは、どうなのかなと思います。歴史学に多くある意見の対立は仕方ないのかもしれませんが、一般書を書く場合の基準やモラルがないことが歴史学だけでなく、言論を発する人逹にも影響を与えていると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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