源平の内乱と公武政権 (日本中世の歴史)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642064033

作品紹介・あらすじ

平氏権力や鎌倉幕府は朝廷に代わる政権を樹立したのか。後白河院政期から執権政治の展開まで、朝廷・武門の両者の視点で協調と対立を描き出す。武家の自立を変革の時代のなかに位置づけ、新しい歴史像を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 高校日本史の教科書や近年の教養バラエティ番組などでも、守護・地頭の設置(1185年)を鎌倉幕府幕府成立の画期とするような説明がよく見られるようになりましたが、本書ではそれを否定し、ある一時点を画期とするのではなく、段階的に成立したことを説明しています。他にも、鹿ヶ谷の陰謀や一の谷の合戦など、『平家物語』による虚構や誇張を指摘し、同時代史料の古記録から歴史的事実を構築しています。

  • アンチ・平家物語史観だそうですが、平家物語を読んだこともないのでその辺はしりません。合戦の記述が多いが冗長にならず読みやすい。なんで読みやすいかって、古事記が日本書紀より読みやすいのと同じで一つの筋に従って書いてるからだな。
    安徳天皇らの入水については「非戦闘員である女性や子供をも巻き込んだ悲惨な結末を、必然視したりロマン化したりすることは決して許されない」と締めてあって、こういう心は忘れてはならないなあと。

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著者プロフィール

2021年6月現在
大阪大学大学院文学研究科教授

「2021年 『源 頼朝 すでに朝の大将軍たるなり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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