蒙古合戦と鎌倉幕府の滅亡 (動乱の東国史)

  • 吉川弘文館 (2012年10月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (292ページ) / ISBN・EAN: 9784642064422

作品紹介・あらすじ

蒙古襲来をしのぎ、武士団の抗争を制して幕府権力を掌中におさめた北条氏は、なぜ滅亡への道を歩んだのか。流通の拡大、新仏教の展開、悪党の跳梁など、発展と荒廃の狭間にあった、変わりゆく東国社会から読み解く。

みんなの感想まとめ

歴史の流れを通じて、鎌倉幕府の興亡を深く掘り下げる内容は、読者にとって非常に魅力的です。宝治合戦から始まり、蒙古襲来を経て幕府の崩壊に至るまでの過程を、日蓮の活動や武士団の力関係を通して描写しています...

感想・レビュー・書評

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  • 蒙古襲来のしのぎ方がカミカゼ頼みに読めて残念(あと吉田兼好呼ばわりも違和感)得宗専制を確立した直後から政権争い、いつも不安定な幕府滅亡までの過程を、東国社会から読み解いた、政治史の背景にある分割相続からの紛争・「無足の御家人(所領を持たない御家人)」増加に蒙古襲来による恩賞と西国武士の御家人化を巡る争い・流通拡大・新仏教(特に日蓮)の展開・悪党の跳梁・地域武士団の動向などを丁寧に織り交ぜ、鎌倉時代後期の「発展と荒廃」を再確認
    得宗政治を改めて考える機会になった、北条時頼の時代に執権職を超えた家督者支配が確立した点を明確にし、宝治合戦(三浦氏滅亡)以降の権力構造が分かり易い
    禅・浄土・律・日蓮など「鎌倉の仏教」の活況や、宋銭を材料とした大仏の可能性提示も興味あった、日蓮に至っては宗教家というよりも活動家であり戦場記者のような重要な証言を残した方だったのねw
    平安からの王臣子孫が得た東国の所領が、清盛のクーデターにより出された以仁王の令旨、源平合戦や承久の乱や内部争い(比企の乱~平禅門の乱など)で異動・様々な御家人の所領が分割相続や困窮で手放して殆どが北条一門に集った鎌倉時代を頭に入れておこう(これも幕府滅亡や観応の擾乱で大移動)

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著者プロフィール

専修大学文学部教授。
専門:日本中世史。

「2018年 『災害 その記録と記憶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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