赤穂事件と四十六士 (敗者の日本史 15)

  • 吉川弘文館 (2013年1月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (244ページ) / ISBN・EAN: 9784642064613

作品紹介・あらすじ

『忠臣蔵』で知られる赤穂(あこう)事件。切腹(死)を恐れず「義」を重んじ主君の仇を討った浪士らは、果たして勝者だったのか、敗者だったのか。確かな史料に基づき事件の真相を再現。歴史における勝者と敗者について考える。

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    第1章  刃傷事件
    第2章  大石内蔵助と急進派
    第3章  討ち入りへの思い
    第4章  本懐を遂げる
    第5章  討ち入りの結末

    <内容>
    吉川弘文館の「敗者の日本史」シリーズの1冊。先だって亡くなった山本博文氏の本。
    内容は至極一般的に淡々と筆が進む。残された記録や文献を紹介しながら(原文もあるが、現代語訳を前に出すのはたぶん編集の方針だろう)、あまり自分の意見を前に出さないで話が進む。あとがきに書かれたように、この事件には、誰も勝者がいなかった、というのが著者の意見。赤穂事件(忠臣蔵)の基本を押さえるにはよい本だと思う。授業でこの事件を取り上げようと手に取ったのだが、まあ最低限の確認はできたと思う。

  •  赤穂事件の刃傷事件から討ち入り・切腹に至るまでの史実に迫ったテキスト。信憑性の高い史料・手紙に基づく記述なので,本当の「忠臣蔵」を見聞することができる。歌舞伎の世界では,萱野三平(早野勘平)や神崎与五郎(千崎与五郎)が浪士として有名だが,本書では,堀部安兵衛・潮田又之丞・大高源吾らが活躍する。敗者の日本史シリーズとして,「赤穂事件の勝者とは誰なのか?」も考えさせられよう。

  •  浅野内匠頭の刃傷事件から「四十六士」の処分に至る赤穂事件の経過を、同時代史料に基づいて主として浅野家遺臣側からの視点で整理。目新しい新史料・新事実などはないので、赤穂事件に詳しい人には物足りないだろうが、俗説や憶測を排した確実な史実を改めて学ぶ上で有用である。

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著者プロフィール

1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。文学博士。東京大学史料編纂所教授などを勤めた。1992年『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。著書は『寛永時代』(吉川弘文館)、『日本史の一級史料』(光文社新書)、『歴史をつかむ技法』(新潮新書)、『流れをつかむ日本の歴史』『武士の人事』(角川新書)など多数。NHK Eテレ「知恵泉」を始め、テレビやラジオにも数多く出演した。2020年逝去。

「2022年 『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全16巻+別巻4冊定番セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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