近世の飢饉 (日本歴史叢書 新装版 55)

著者 :
  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642066549

作品紹介・あらすじ

江戸時代の日本は多数の餓死者を出した飢饉を六度経験した。冷害や風水害などの天災が発生した時、なぜ凶作に止まらず、飢饉にまで至ったのか。国家や社会との関係、実態・特質の解明を通して近世という時代を考える。

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    内容(「BOOK」データベースより)
    『江戸時代の日本は多数の餓死者を出した飢饉を六度経験した。冷害や風水害などの天災が発生した時、なぜ凶作に止まらず、飢饉にまで至ったのか。国家や社会との関係、実態・特質の解明を通して近世という時代を考える。』

    『近世の飢饉』
    著者:菊池 勇夫
    編集:日本歴史学会
    出版社 ‏: ‎吉川弘文館
    単行本 ‏: ‎267ページ
    発売日 ‏: ‎1997/8/1(新装版)

  • 天明の大飢饉は異常気象で米が不作になったことを直接の原因とするが、人災でもある。幕府や各藩による過剰な新田開発は洪水や土砂崩れを頻発させ、農業生産性を逆に落とした。さらに大商人の買い占めや売り惜しみで米価が異常に高騰し、庶民の生活を苦しめた。大商人への怒りが打ちこわしに発展する。

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著者プロフィール

宮城学院女子大学名誉教授。
1950年青森県生まれ。1980年立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、一関市博物館館長、東北芸術工科大学客員教授。著書『アイヌと松前の政治文化論―境界と民族―』(校倉書房、2013年)、『義経伝説の近世的展開―その批判的検討―』(サッポロ堂書店、2016年)、『近世北日本の生活世界―北に向かう人々―』(清文堂出版、2016年)、『非常非命の歴史学―東北大飢饉再考―』(校倉書房、2017年)、『道南・北東北の生活世界―菅江真澄を「案内」として―』(清文堂出版、2020年)など。編著『地方史・民衆史の継承―林史学から受け継ぐ―』(芙蓉書房出版、2013年)など。

「2022年 『戊辰戦争と東北・道南』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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