日清・日露戦争と帝国日本 (日本近代の歴史)

  • 吉川弘文館 (2016年11月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (260ページ) / ISBN・EAN: 9784642068147

作品紹介・あらすじ

日清戦争を経て植民地支配がはじまった19世紀末。軍拡優先の財政運営のもと、帝国化はどのように進められたのか。藩閥と政党の対立と協調、地方が牽引した企業勃興、日清戦争から日露戦争へ。帝国化の起点に迫る。

感想・レビュー・書評

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  •  吉川弘文館による通史「日本近代の歴史」シリーズ第3巻。対象時期は1895年-1912年、日清戦争講和後から大正改元まで。書名に「日清・日露」とあるが、日清戦争(台湾征服戦争を除く狭義の)自体の叙述は前巻なので注意を要する。

     内容はオーソドックスな政治史主体の通史だが、中央レベルの内政・外交の動きにとどまらず、地方政治を通した地域社会の具体的な変容を重視した叙述が目立ち、資本主義形成に伴って浮上する社会問題や社会運動の展開過程にも目配りを欠かさず、かなりバランスがとれている。日露戦争の状況説明に兵士の軍事郵便を多用したり、地方改良運動期の農村の具体相を個別の名望家の動向に踏み込んで把握するなど目新しい点もある。

  • 「日本史概説Ⅱ」加藤順一先生 参考図書
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著者プロフィール

大阪大学大学院文学研究科教授
専門は日本近代史。京都大学大学院文学研究科博士後期課程国史学専攻単位取得退学。舞鶴工業高等専門学校専任講師、佐賀大学文化教育学部助教授、大阪大学大学院文学研究科准教授を経て現職。摂津市史編さん委員、枚方市史編纂委員、八尾市史編集委員。著書に『日本近代の歴史3 日清・日露戦争と帝国日本』(吉川弘文館、2016)、『明治期の地方制度と名望家』(吉川弘文館、2017)、共編著書に『帝国日本の移動と動員』(大阪大学出版会、2018)などがある。

「2021年 『アーカイブズとアーキビスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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