室町幕府分裂と畿内近国の胎動 (列島の戦国史)

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  • 吉川弘文館
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642068512

作品紹介・あらすじ

16世紀前半、明応の政変などを経て室町幕府は分裂。分権化が進み、新たな社会秩序の形成へと向かう。三好政権の成立、山城の発展、京都や大阪湾を取り巻く流通などを描き、畿内近国における争乱の歴史的意味を考える。

感想・レビュー・書評

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  •  シリーズ第3回配本。 
     本書の取り上げる時期範囲は、細川政元暗殺の永正の錯乱以降、信長が義昭を擁して上洛するまでのほぼ半世紀であり、畿内を巡る政治情勢を主に、経済、文化、宗教等にも目を配りつつ叙述していく。

     一読し、将軍家及び管領家細川氏の分裂が、この時代の大枠に影響したということは分かるのだが、一族間の対立抗争が組合わせを代えつつ続いていくため、人名等の固有名詞がゴッチャになってしまう。敵の敵は味方だったのが、その敵がいなくなったため争いが始まるというように、どうしてそうした敵対関係になってしまうのか、この時代が分裂の時代とは言え、その点がもう一つ良く分からなかった。

     とは言え、三好長慶の統治形態と信長のそれとの比較とか、都市の発展、戦国仏教の状況等、今までほとんど知識のなかった畿内における歴史の展開について、まとまった理解を得られて、大変勉強になった。

  • 東2法経図・6F開架:210.47A/R28r/4/K

  • 書評はブログに書きました。
    http://dark-pla.net/?p=407

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著者プロフィール

1976年、兵庫県神戸市に生まれる。2007年、大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程修了。現在、天理大学文学部准教授、博士(文学)。 ※2020年8月現在
【主要編著書】『三好長慶』(ミネルヴァ書房、2014年)、『増補版 戦国期三好政権の研究』(清文堂出版、2015年)、『三好一族と織田信長』(戎光祥出版、2016年)、『松永久秀と下克上』(平凡社、2018年)

「2020年 『室町幕府分裂と畿内近国の胎動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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