皇紀・万博・オリンピック 皇室ブランドと経済発展 (読みなおす日本史)

  • 吉川弘文館 (2020年4月13日発売)
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784642071161

作品紹介・あらすじ

西暦1940年、天皇即位から2600年たったとして、政府は橿原神宮の整備、万国博覧会開催、オリンピック招致などを計画した。国威発揚と経済発展を目指した計画の実行過程を検証し、戦後に残る遺産や影響も考える。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトルの肩書きに「読み直す日本史」とあるのを見落として読み始めて、最初、「ん?」って思った。
    が、改めてそれを踏まえて読み進めると、なるほど、皇紀2600年(西暦1940年)における皇室という語から連想する一般的なイメージとは、随分、異なる皇室像が浮かび上がって来るというのが本書のテーマだ。
    金も力も無かったアジアの弱小国家、ニッポンが、皇紀という概念に象徴される「皇室ブランド」を上手く神輿に乗せながら、明治維新以来、国内の求心力を高めつつ、アジア初の万博、そしてオリンピックの誘致に至る、苦節100年の物語である。
    真摯かつ丹念に資料に当られたのだろう、従来の印象をくつがえす…と著者自ら指摘する内容も多いが、一般読者からすると、250頁の単行本よりも新書程度で出していただけると、もう少し気軽に手に取れ、発行部数も伸びたのではないか等と、要らぬことも考えたりするところ。

    かつての新書を単行本にした…というコメントもつあているみたいだけれど、その際に情報を盛ってしまったということなのだろうか

    「#皇紀・万博・オリンピック: 皇室ブランドと経済発展 (読みなおす日本史))」(吉川弘文館、古川隆久著)
    Day200

    https://amzn.to/3ju3Kry

  • 東2法経図・6F開架:210.6A/F93k//K

  • かつての中公新書(1998年)を単行本化?

    著者:古川隆久
    定価 2,200円+税
    出版年月日 2020/04/13
    ISBN 9784642071161
    版型 4-6 256ページ
    未刊・予約受付中

    西暦1940年、天皇即位から2600年たったとして、政府は橿原神宮の整備、万国博覧会開催、オリンピック招致などを計画した。国威発揚と経済発展を目指した計画の実行過程を検証し、戦後に残る遺産や影響も考える。
    http://www.yoshikawa-k.co.jp/smp/book/b506308.html

    【目次】
    はじめに 

    皇紀法制化(一八七二年)と国家イベント 
    (皇紀(神武天皇紀元)――紀年法の近代化/橿原神宮の創建/政府の紀元二五五〇年(一八九〇年)記念イベント)

    幻に終わった明治の大博覧会計画 
    (発端――日露戦勝を祝って/日本大博覧会計画のスタート/経済効果への期待とアメリカの参加表明/大博覧会の延期と皇室ブランド/大博覧会の中止とその後) 

    「紀元二六〇〇年」(一九四〇)に向けて 
    (紀元二六〇〇年奉祝の発端――オリンピック招致と橿原神宮拡張/一九三五年万博構想―外貨獲得と観光ブーム/紀元二六〇〇年万博構想――阪谷芳郎の登場/橿原神宮、奈良県と観光ブーム/紀元二六〇〇年奉祝記念事業の国家プロジェクト化/六大事業の決定/紀元二六〇〇年をめぐる国民観の対立/万博問題の紛糾/観光立県へ――奈良県)[……以下細目略……]

    日中戦争のなかで 

    「紀元は二六〇〇年」 

    戦後への遺産・影響 

    おわりに
    補論

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

古川 隆久(ふるかわ・たかひさ)

1962年、東京都生まれ。86年東京大学文学部国史学専修課程卒業、92年同大学院人文科学研究科博士課程修了、博士(文学)。現在、日本大学文理学部教授。著書に『戦時下の日本映画』(吉川弘文館、2003年、大衆文学研究賞)、『建国神話の社会史』(中央公論新社、2020年)、『昭和天皇』(中公新書、2011年、サントリー学芸賞)、『近衛文麿』(吉川弘文館、2015年)、『昭和史』(筑摩新書、2016年)、『皇紀・万博・オリンピック』(中公新書、1998年/吉川弘文館2020年)、『戦時下の日本映画(新装版)』(吉川弘文館、2023年)、『昭和天皇拝謁記 初代宮内長官 田島道治の記録』(全7巻)(編集委員、岩波書店、2021-2023年、毎日出版文化賞)など。

「2026年 『歌つて行かう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古川隆久の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×