ユートピアとウマレキヨマリ (宮田登 日本を語る)

  • 吉川弘文館 (1899年12月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (262ページ) / ISBN・EAN: 9784642071406

作品紹介・あらすじ

江戸時代以降、民衆意識の中に伝えられてきた日本的ユートピアとはどのようなものか。民話、芸能、信仰の中にみられる死後の世界観から、死を絶対的な終焉(しゅうえん)と見ない考え方を指摘。霊魂は不滅で常に生まれかわりを繰り返す「ウマレキヨマリの思想」を解明する。さらに、初期の柳田民俗学で論じられた非農業民へのまなざしを展開し、差別の問題に迫る。(解説=岩本通弥)

感想・レビュー・書評

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    2009年度 11冊目  



    『宮田登 日本を語る 8 ユートピアとウマレキヨマリ』



      

     宮田登 著

     発行所 吉川弘文館

     2006年9月10日

     243ページ 2730円



     本日、『宮田登 日本を語る 14 都市の民俗学』を読了。

    『暮らしの中の文化人類学』(波平恵美子著)やその他とと併読していたので、若干内容があちこちごちゃついたきらいはあるが、内容が興味深いので丁寧に楽しむ。



     女護ヶ島は波平恵美子女氏の夜ばいの話しにだぶる。



     体内としての聖山は正月に参拝した信貴山を思い浮かべる。



     幡竹の話しも興味深く、春日大社おん祭の能楽入り口に立てられた竹笹の鳥居とイメージが多少重なる。

     竹は思いの外、意味深いようだ。



     京都の八つ橋で有名な『聖』。 この聖という言葉にも意味が深くあったのだなと思いつつ、生八つ橋とニッキの香りに心奪われる。

     月曜日、息子に買ってきてもらおう・・・。

     いつもながら 少々ふざけたにんげんだな、私って^^



     落語についてはシャーマンとしての噺家が書かれていた。

     落語や民話や伝承文芸の意味合いも楽しい。

     

     隠里の『椀貸伝説』は柳田國男氏の『山の人生』でも出てきたことを覚えているが、非常に興味深い。

    『椀貸伝説』に関する本を読んでみたい。

     この場合は山の穴蔵が、あの世とこの世の境界となっている。

     境界について書かれた本を探すのが先決かも知れない。



     他にも興味深い内容がてんこ盛りの、質の良い 幕の内弁当といった感じの一冊であった。

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著者プロフィール

宮田 登(みやた・のぼる):1936年、神奈川県生まれ。筑波大学教授、神奈川大学教授、国立歴史民俗博物館客員教授、文化庁文化財保護審議会専門委員、江戸東京博物館客員教授、旅の文化研究所所長等を歴任。その関心は民俗学から日本史学、人類学等、周辺諸学におよんだ。柳田賞、毎日出版文化賞特別賞受賞。著書に『江戸のはやり神』『日本の民俗学』『神の民俗誌』『妖怪の民俗学』『山と里の信仰史』『都市とフォークロア』『宮田登 日本を語る』(全16巻)等がある。2000年、没。

「2024年 『柳田國男全集 別巻2 補遺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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