ベトナム戦争: 民衆にとっての戦場

著者 :
  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642077552

作品紹介・あらすじ

戦場のリアリズムと、敵・味方を越えた民衆の地平に立って、ベトナム戦争を描き出す。ゲリラ、枯葉剤作戦、無差別皆殺し(ジェノサイド)と自然環境破壊(エコサイド)-。積み上げられた廃墟と殺戮。それでもなお、双方の深い心の傷は癒しうるか。

感想・レビュー・書評

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  • 一方でこっちは「冷静」、著者による時期分割の4つのうち、1と2が本書。

    エスカレーションの流れ、政策決定者層の言論の矛盾、南と北の違い、民衆という視点からの戦争、など。
    ゲリラという手法における、民衆の役割の転向、へぇーと。
    「戦争の日常化」「日常の戦争化」、という言葉が印象に残った。

    時間が経っているからこそ書ける内容であった、と感じる。

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著者プロフィール

元・茨城大学教授、2001年没

「2010年 『同時代史としてのベトナム戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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