関東公方足利氏四代

  • 吉川弘文館 (1899年12月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784642077897

作品紹介・あらすじ

室町時代、二代将軍の弟に始まり、鎌倉府の主として東国を治めた関東公方足利氏。将軍職への野心と、将軍の身辺で繰返しささやかれた関東謀反の噂は、代を経るうち反乱として表面化する。疑心のうわさが真実となり始めたのはいつか。史料から浮かび上がる歴代の関東公方や家臣の横顔をもとに、幕府に抵抗し続けた誇り高き一族の一〇〇年を見つめる。

感想・レビュー・書評

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  • なぜか関東公方に興味を持ち購入しました。(笑)
    歴代関東公方の事跡を丹念に辿るのでおおざっぱに学習するのはちょうど良い。
    兄義詮に代わり、関東を統治するため遣わされた基氏が、鎌倉に君臨し、諸国を平定・睥睨したのにはじまる関東公方。常に京・将軍家に張り合い、その座を脅かす立場として存在した。
    その行動は関東管領上杉家の反作用を伴いつつ、次代に野心を増幅させていったということである。管領細川頼之が失脚した康暦の政変に関与した二代氏満、大内義弘の応永の乱に連動しようとした三代満兼、そして永享の乱からとうとう自害する四代持氏。
    野望を蓄積させる一族?ということで、戦乱を呼び込む関東公方四代のぎらぎらした歴史です。

  • Lv【初心者】
    ・鎌倉府って何
    ・鎌倉公方や古河公方、関東管領って?
    ・南北朝のその後の東国を知りたい
    ・古河公方足利成氏が反乱するまでの歴代の伏線

    —父から子へ、受け継がれた野心が、戦乱の世を招く—

    ↑帯がかっこいい(笑)

    平易な言葉で、室町幕府の出張期間【鎌倉府】が
    鎌倉に存在していた約100年間を説明。
    通史は勿論、鎌倉府年中行事に詳しく触れているのも見所

  • 関東公方について知りたい人や、関東公方って何?という人にお勧めしたい一冊。

    関東公方とは室町時代に関東支配を行うための地方機関として設置された、鎌倉府の主のことです。
    一般的に室町時代史は将軍を基準に記すので、関東公方についての記述をまとまって読むことは殆どないと思います。
    この本はそんな関東公方に焦点をあてたものなので、逆にこの公方のときにはこの将軍でした、という書かれ方になります。

    タイトルは「足利氏四代 基氏・氏満・満兼・持氏」となっていますが、初代基氏が関東公方になる前に鎌倉に下向していた足利義詮(基氏兄、2代将軍)から始まっています。
    そして、足利持氏が将軍になろうとした背景にはそれまでの積み重ねがあるだろうということで、論が進んでいきます。
    持氏は永享の乱で命を落としますが、そのあとはどうなっていったのかということで足利成氏でしめくくられています。

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